初心者ロードレース観戦日和

初心者でもいいじゃない!ロードレース観戦を楽しもう!

2021-05-01から1ヶ月間の記事一覧

【レース感想】ジロ・デ・イタリア2021 第21ステージ

それぞれの物語、それぞれの勝利 ジロ・デ・イタリア2021、長い長い3週間の旅路を締めくくるのは、オールフラットな30.3kmの個人TT。 総合トップ3はお互いのタイム差を考えると順位の変動はなさそうだけれども、それでもこの30分超の一人旅を無事に終えなけ…

【レース感想】ジロ・デ・イタリア2021 第20ステージ

結実した勇気ある攻め、勇気ある守り 今大会最後のラインレースは、1級山岳を3連続で登る超難関ステージ。 しかも、3つの1級山岳のうち、最初の2つは標高が2000mを超えるというオマケつき。 白熱の総合争い、その行方は如何に…。 この日は中間スプリントポイ…

【レース感想】ジロ・デ・イタリア2021 第19ステージ

仕掛ける挑戦者、動じない王者 最終盤の山岳連戦、まずは1級山岳フィニッシュとなる第19ステージ。 当初の予定では1級山岳、3級山岳、1級山岳というかなりハードなコース設定だったけれども、数日前に発生したロープウェイ落下事故の影響で最初の1級山岳が4…

【レース感想】ジロ・デ・イタリア2021 第18ステージ

陽気なイタリア人の勝負勘 第18ステージは、今大会最長の231kmを走る平坦なレイアウト。 ただ、終盤にアップダウンもあるので意外と展開は読みにくい…。 レース開始直後、ポイント賞で首位に立つペテル・サガン(ボーラ・ハンスグローエ)が集団の先頭付近に…

【レース感想】ジロ・デ・イタリア2021 第17ステージ

まだまだ何があるか分からない 3週目の初日は、終盤に1級山岳が2連続で登場する山頂フィニッシュステージ。 この日の逃げは19人。 山岳賞首位のジョフリー・ブシャール(AG2Rシトロエン)がしっかり逃げたのは予想通りだけれども、総合首位のエガン・ベルナ…

【レース感想】ジロ・デ・イタリア2021 第16ステージ

王者の帰還 第16ステージは、今大会で間違いなく最難関のクイーンステージ。 フェダイア峠、ポルドイ峠、ジャウ峠という標高2000m越えの登坂が3つも登場し、総獲得標高が5700mにも達する、総合争い最大の「山場」。 しかし、レース直前に「悪天候の影響によ…

【レース感想】ジロ・デ・イタリア2021 第15ステージ

積極性と冷静さ 第15ステージは、3回登る事になる3級山岳とフィニッシュ手前に設定された急勾配の中間スプリントポイントの存在が展開を読みにくくする、スロベニアとイタリアを出たり入ったりする周回コース。 集団スプリントか、アタッカーによる飛び出し…

【レース感想】ジロ・デ・イタリア2021 第14ステージ

悪名高きゾンコラン 「悪名高い」という言葉は、普通に考えれば山に用いる言葉ではない気がする。 それでも、このゾンコランの凶悪な(これも普通は山には用いない…)プロフィールは、そんな言葉も使いたくなるぐらいとんでもないもの。 登坂距離14.1km・平…

【レース感想】ジロ・デ・イタリア2021 第13ステージ

11回の悔しい思いを超えて 第13ステージは、獲得標高わずか200mという「ド平坦」としか表現できないスプリンターのためのレイアウト。 この日の逃げは、ウンベルト・マレンゴ(バルディアーニ・CSF・ファイザネ)、サムエーレ・リーヴィ(エオーロ・コメタ)…

【レース感想】ジロ・デ・イタリア2021 第12ステージ

AG2Rシトロエンの日 4つのカテゴリー山岳を含んだアップダウンの絶えないレイアウトで、獲得標高4500mに走行距離も212kmと、なかなかの難易度の第12ステージ。 レースは序盤から落車などで離脱者が続出する大荒れの展開に…。 マルク・ソレル(モビスター・チ…

【レース感想】ジロ・デ・イタリア2021 第11ステージ

過酷なるトスカーナの洗礼 ジロ2週目のスタートは、トスカーナ地方の田園地帯を駆け抜ける「ストラーデ・ビアンケ風」なコースレイアウト。 レース中盤以降に登場する4か所の未舗装路区間がレースにどのような影響を与えるのか、もしかしたら総合勢でタイム…

【レース感想】ジロ・デ・イタリア2021 第10ステージ

「指定席」へ戻ってきた千両役者 1週目の締めくくりとなる第10ステージは、4級山岳を含む起伏が存在しつつも終盤は下り基調が続き、最後は集団スプリントになりそうなレイアウト。 この日の逃げは5人、メイン集団とのタイム差はあまり広がらずに2分台で推移…

【レース感想】ジロ・デ・イタリア2021 第9ステージ

ファンが待ち望んでいた姿 1週目最大の難所、絶えずアップダウンを繰り返してから1級山岳へとフィニッシュする第9ステージ。 コースの終わりにそびえ立つ1級山岳は、なんとラスト1.6kmが未舗装路区間であり、しかも最大勾配14%の箇所もその未舗装路区間に登…

【レース感想】ジロ・デ・イタリア2021 第8ステージ

逃げ集団による目まぐるしいステージ勝利争い! 総合争いが巻き起こるには易しく、スプリンターが生き残るには厳しすぎる4級山岳フィニッシュという、まさに逃げるためのような第8ステージ。 更には、翌日が厳しい山岳ステージなので総合勢は無理をしたがら…

【レース感想】ジロ・デ・イタリア2021 第7ステージ

混戦必至のテクニカルなスプリント 第7ステージは、序盤に多少の起伏があるけれども中盤以降はほぼフラットな、スプリンター向けステージ。 ただし、フィニッシュ直前は直角コーナーが連続する上に道幅が狭く、更には残り1.5km地点に12%の勾配が出現するとい…

【レース感想】ジロ・デ・イタリア2021 第6ステージ

苦境のチームを救う若き才能 コース中盤に2級山岳と3級山岳が連続で登場し、最後は長いダウンヒルを経てからの2級山岳の山頂フィニッシュとなる、間違いなく総合争いが起こるであろう第6ステージ。 冷たい雨が降る中、この日の逃げはバウケ・モレマ(トレッ…

【レース感想】ジロ・デ・イタリア2021 第5ステージ

事故は付き物と言えども… 第5ステージは、カテゴリー山岳の存在しないド平坦なスプリンター向けのステージ。 この日はフィリッポ・タリアーニ(アンドローニジョカトリ・シデルメク)とウンベルト・マレンゴ(バルディアーニCSF・ファイザネ)の2人がスター…

【レース感想】ジロ・デ・イタリア2021 第4ステージ

今大会初の本格的な山岳! 第4ステージは、序盤は平坦ながら中盤以降に3つのカテゴリー山岳が登場する丘陵(?)ステージ。 丘陵ステージとは言いつつ、フィニッシュの約2km手前で頂上を迎える2級山岳は、登坂距離4.3km・平均勾配9.9%・最大勾配16%というな…

【レース感想】ジロ・デ・イタリア2021 第3ステージ

激走が生み出す歓喜の瞬間 第3ステージは、序盤は平坦ながら中盤以降に3つのカテゴリー山岳、更にはフィニッシュ15km手前に登坂距離2.6㎞・平均勾配7.1%・最大勾配15%の「スプリントポイント(!?)」が登場する丘陵ステージ。 逃げ切りか、抜け出しか、更…

【レース感想】ジロ・デ・イタリア2021 第2ステージ

プロチームの力 中盤以降に4級山岳が一つあるだけで後半はほぼオールフラットというレイアウトなので、今大会最初の集団スプリントになるであろう第2ステージ、 カレブ・ユアン(ロット・スーダル)、ペテル・サガン(ボーラ・ハンスグローエ)、ジャコモ・…

【レース感想】ジロ・デ・イタリア2021 第1ステージ

初日から大盛り上がり! 2021年一つ目のグランツール、ジロ・デ・イタリアが開幕! 昨年は新型コロナウィルスの影響で秋開催になったけれども、やはりこのピンクのトレードカラーが華やかなジロはグランツールの幕開けにこそ相応しいと思う。 総合争いは実力…

ジロ・デ・イタリア2021 注目選手紹介

本命不在の大混戦!? イタリアを舞台にした美しくも険しい戦い、ジロ・デ・イタリアの開幕が迫ってきました! イメージカラーである華やかなピンク色とイタリアの街並みが作り出す美しい景色とは対照的に、毎年険しい山岳での激戦が繰り広げられるこの大会…

【レース感想】ツール・ド・ロマンディ2021

さぁ、グランツールの前哨戦だ! 春のクラシックシーズンが終わり、そしてグランツールシーズンの幕開けを告げる重要なステージレースツール・ド・ロマンディ。 スイスを舞台に山岳も個人TTも織り込んだこのレースには、やはり直前に迫ったジロ・デ・イタリ…