初心者ロードレース観戦日和

初心者でもいいじゃない!ロードレース観戦を楽しもう!

ジロ・デ・イタリア

【レース感想】ジロ・デ・イタリア2022 第16ステージ

クイーンステージを制したのは… 3つの1級山岳を超え、獲得標高が5,250mにもなる今大会のクイーンステージ。 設定が厳しいと話題になっている3週目、いよいよ総合勢による山岳バトルが本格化するのか。 最序盤のアタック合戦で出来上がった逃げ集団は、最初の…

【レース感想】ジロ・デ・イタリア2022 第15ステージ

「イタリア希望の星」と呼ばれて 2週目の最終日は、コース後半に1級・1級・2級と3つのカテゴリー山岳が登場する山岳ステージ。 ただ、フィニッシュ地点となる最後の2級山岳は、頂上に近づくにつれて勾配が緩くなっていくので、あまり総合争いの舞台とはなら…

【レース感想】ジロ・デ・イタリア2022 第14ステージ

「脱落」した者の戦い 中盤以降は2級山岳スペルガ峠(登坂距離5.1km・平均勾配8.2%)とマッダレーナ峠(登坂距離3.6km・平均勾配7.3%)を含む周回コースを2周する、147kmと短いながらも過酷なレイアウト。 スペルガ峠は最大勾配14%、マッダレーナ峠は最大勾…

【レース感想】ジロ・デ・イタリア2022 第13ステージ

スリリングな逃走劇からの…チクラミーノへの王手 序盤の3級山岳以外はほぼ平坦基調な(登坂距離10.1km・平均勾配6.8%が果たして3級相当かという問題は置いておいて)、集団スプリントが予想されるステージ。 この日の逃げは、中間スプリントランキングでトッ…

【レース感想】ジロ・デ・イタリア2022 第12ステージ

ファンデルプールのワンマンチームではない 3つの3級山岳が絶妙な位置にあるため、逃げ切り、終盤での抜け出し、小集団でのスプリントと、様々な可能性が考えられるレイアウト(流石に大集団スプリントは難しそう…?)。 アクチュアルスタート後、逃げを試み…

【レース感想】ジロ・デ・イタリア2022 第11ステージ

伏兵による閃光のような一撃!! これぞ「ド平坦」のお手本と言うべき、起伏が一切登場しない潔いレイアウト。 逃げ切りはまず間違いなく不可能な上に、山岳ポイントも存在しないので逃げるメリットが少ないという事で、アクチュアルスタート直後に飛び出し…

【レース感想】ジロ・デ・イタリア2022 第10ステージ

ビニヤム・ギルマイ、その価値の証明 2週目の幕開けとなる第10ステージは、中盤まではフルフラット、中盤以降は絶え間ないアップダウンという、メリハリのあるレイアウト。 この日の逃げはローレンス・ナーセン(AG2Rシトロエン)、アレッサンドロ・デマルキ…

【レース感想】ジロ・デ・イタリア2022 第9ステージ

さあ、総合争いの本格開戦だ 第1周目の最終日は、終盤に2つの1級山岳(パッソ・ランチャーノとブロックハウス)が登場する、本格的な山岳ステージ。 フィニッシュ地点となっているブロックハウスは、登坂距離13.7km・平均勾配8.5%と、そのプロフィールに申し…

【レース感想】ジロ・デ・イタリア2022 第8ステージ

職人の技、そして強さ 途中に周回コースを含む、ナポリ発着のステージ。 この周回コース部分のレイアウトが割と曲者で、モンテ・ディ・プローチダ(登坂距離2.1km・平均勾配6%・最大勾配11%)というなかなかの難所が含まれている。 ピュアスプリンターには厳…

【レース感想】ジロ・デ・イタリア2022 第7ステージ

トム・デュムランという男 3級・1級・2級・3級と4つのカテゴリー山岳が設定され、獲得標高が4,500m以上にもなる厳しい山岳ステージ。 ただ、終盤の山岳が2級と3級なので、総合勢による勝負ではなく逃げ切りの可能性が高いはず。 その予想通り、アクチュアル…

【レース感想】ジロ・デ・イタリア2022 第6ステージ

「トンネルを抜ける」とはこういう事か イタリア半島の海岸線沿いをひたすら北上する、最序盤の4級山岳以外はほぼフラットなステージ。 フィニッシュの前レイアウトがテクニカルだった前日とは違い、最後は長い直線。 トレインの力と、個のスプリント力のぶ…

【レース感想】ジロ・デ・イタリア2022 第5ステージ

2年振りのワールドツアー勝利!! 中盤に2級山岳が設定されつつ、集団スプリントが予想される平坦ステージ。 2級山岳での動き、ふるい落としや飛び出しはあるのか…? この日の逃げは5人、またしてもドローンホッパー・アンドローニジョカトリのマッティア・…

【レース感想】ジロ・デ・イタリア2022 第4ステージ

逃げと総合、エトナ山での2つの争い ハンガリーからイタリアへと舞台を移しての初日は、エトナ山への山頂フィニッシュ。 登坂距離22.9km・平均勾配6%という長い登坂で、一体どのような展開が繰り広げられるか。 この日の逃げは、レナード・ケムナ(ボーラ・…

【レース感想】ジロ・デ・イタリア2022 第3ステージ

最強のスプリントチーム ハンガリー3連戦の最終日は、今大会最初の集団スプリントになると予想される平坦ステージ。 残り12.5km辺りに4級山岳はあるけれども、まあ普通に考えれば全く問題にはならないはず。 この日の逃げは、第1ステージでも2人逃げを見せた…

【レース感想】ジロ・デ・イタリア2022 第2ステージ

宿願に向けての第一歩 第2ステージは、9.2kmと短めの個人タイムトライアル。 ラスト1.3kmが平均勾配4.8%と結構な勾配の登りになっているので、果たしてそれがリザルトにどれくらい影響するか。 序盤にターゲットタイムを叩き出したのは、5番出走のアレックス…

【レース感想】ジロ・デ・イタリア2022 第1ステージ

マチュー!! 今年最初のグランツール、ジロ・デ・イタリアが開幕! 総獲得標高が50,000m越えという過酷な設定の今大会、一体どんなドラマが繰り広げられるのか? 開幕ステージは、平坦基調ながら最後は登坂距離5.5km・平均勾配4.2%の登りフィニッシュ。 …

ジロ・デ・イタリア2022 注目選手紹介

グランツールの季節がやってきた! 美しくも険しい戦い、ジロ・デ・イタリアの開幕が迫ってきました! 昨年はエガン・ベルナル(イネオス・グレナディアーズ)の復活を印象付ける総合優勝を筆頭に、心を揺さぶるエモーショナルな展開が多かったですが、はた…

ジロ・デ・イタリア2021 素人予想の答え合わせ

ベルナル総合優勝の裏で、予想はどうだった…? ジロ・デ・イタリア2021は、自分の応援しているエガン・ベルナル(イネオス・グレナディアーズ)の総合優勝で幕を閉じました。 各ステージの感想記事も無事に書き終わり、ついでにベルナルをひたすら褒めたたえ…

エガン・ベルナルのここが凄い!!

ジロ総合優勝おめでとう! 今シーズン最初のグランツール、ジロ・デ・イタリアが閉幕しましたね。 見事総合優勝に輝いたのは、イネオス・グレナディアーズの若きエースであるエガン・ベルナル! Embed from Getty Images // 2週目までの登坂で圧倒的なリード…

【レース感想】ジロ・デ・イタリア2021 第21ステージ

それぞれの物語、それぞれの勝利 ジロ・デ・イタリア2021、長い長い3週間の旅路を締めくくるのは、オールフラットな30.3kmの個人TT。 総合トップ3はお互いのタイム差を考えると順位の変動はなさそうだけれども、それでもこの30分超の一人旅を無事に終えなけ…

【レース感想】ジロ・デ・イタリア2021 第20ステージ

結実した勇気ある攻め、勇気ある守り 今大会最後のラインレースは、1級山岳を3連続で登る超難関ステージ。 しかも、3つの1級山岳のうち、最初の2つは標高が2000mを超えるというオマケつき。 白熱の総合争い、その行方は如何に…。 この日は中間スプリントポイ…

【レース感想】ジロ・デ・イタリア2021 第19ステージ

仕掛ける挑戦者、動じない王者 最終盤の山岳連戦、まずは1級山岳フィニッシュとなる第19ステージ。 当初の予定では1級山岳、3級山岳、1級山岳というかなりハードなコース設定だったけれども、数日前に発生したロープウェイ落下事故の影響で最初の1級山岳が4…

【レース感想】ジロ・デ・イタリア2021 第18ステージ

陽気なイタリア人の勝負勘 第18ステージは、今大会最長の231kmを走る平坦なレイアウト。 ただ、終盤にアップダウンもあるので意外と展開は読みにくい…。 レース開始直後、ポイント賞で首位に立つペテル・サガン(ボーラ・ハンスグローエ)が集団の先頭付近に…

【レース感想】ジロ・デ・イタリア2021 第17ステージ

まだまだ何があるか分からない 3週目の初日は、終盤に1級山岳が2連続で登場する山頂フィニッシュステージ。 この日の逃げは19人。 山岳賞首位のジョフリー・ブシャール(AG2Rシトロエン)がしっかり逃げたのは予想通りだけれども、総合首位のエガン・ベルナ…

【レース感想】ジロ・デ・イタリア2021 第16ステージ

王者の帰還 第16ステージは、今大会で間違いなく最難関のクイーンステージ。 フェダイア峠、ポルドイ峠、ジャウ峠という標高2000m越えの登坂が3つも登場し、総獲得標高が5700mにも達する、総合争い最大の「山場」。 しかし、レース直前に「悪天候の影響によ…

【レース感想】ジロ・デ・イタリア2021 第15ステージ

積極性と冷静さ 第15ステージは、3回登る事になる3級山岳とフィニッシュ手前に設定された急勾配の中間スプリントポイントの存在が展開を読みにくくする、スロベニアとイタリアを出たり入ったりする周回コース。 集団スプリントか、アタッカーによる飛び出し…

【レース感想】ジロ・デ・イタリア2021 第14ステージ

悪名高きゾンコラン 「悪名高い」という言葉は、普通に考えれば山に用いる言葉ではない気がする。 それでも、このゾンコランの凶悪な(これも普通は山には用いない…)プロフィールは、そんな言葉も使いたくなるぐらいとんでもないもの。 登坂距離14.1km・平…

【レース感想】ジロ・デ・イタリア2021 第13ステージ

11回の悔しい思いを超えて 第13ステージは、獲得標高わずか200mという「ド平坦」としか表現できないスプリンターのためのレイアウト。 この日の逃げは、ウンベルト・マレンゴ(バルディアーニ・CSF・ファイザネ)、サムエーレ・リーヴィ(エオーロ・コメタ)…

【レース感想】ジロ・デ・イタリア2021 第12ステージ

AG2Rシトロエンの日 4つのカテゴリー山岳を含んだアップダウンの絶えないレイアウトで、獲得標高4500mに走行距離も212kmと、なかなかの難易度の第12ステージ。 レースは序盤から落車などで離脱者が続出する大荒れの展開に…。 マルク・ソレル(モビスター・チ…

【レース感想】ジロ・デ・イタリア2021 第11ステージ

過酷なるトスカーナの洗礼 ジロ2週目のスタートは、トスカーナ地方の田園地帯を駆け抜ける「ストラーデ・ビアンケ風」なコースレイアウト。 レース中盤以降に登場する4か所の未舗装路区間がレースにどのような影響を与えるのか、もしかしたら総合勢でタイム…