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【レース感想】ブエルタ・ア・エスパーニャ2020 第2週目

激しすぎるマイヨ・ロホ争奪戦

まるで山しかないような第1週目を終えて、ブエルタ・ア・エスパーニャは第2週目に突入!

 

1週目を終えての各賞リーダーは以下の通り。

総合:リチャル・カラパス(イネオス・グレナディアーズ

ポイント賞:プリモシュ・ログリッチ(チーム・ユンボ・ヴィスマ)

山岳賞:ティム・ウェレンス(ロット・スーダル)

新人賞:エンリク・マス(モビスター・チーム)

 

そしてASOの見事なコントロールにより、休息日のPCR検査でコロナウィルスの陽性反応が出た選手は0!

ヨーロッパは感染拡大が激しい中、ツール、ジロに続いて完走も現実味を帯びてきた!

 

第7ステージ

1級山岳を2回通過するものの、総合争いという感じではなく逃げ向きな第7ステージ。

 

連日逃げているレミ・カヴァニャの1人逃げが30kmほどで捕まり、そこからのカウンターで36人という特大の逃げ集団が形成される。

ユンボの最重要アシストであるセップ・クスや、3分遅れの総合10位に位置付けるモビスターのアレハンドロ・バルベルデといったメンバーが逃げに乗ったため、メイン集団をコントロールするイネオスは2分台のタイム差しか容認せずにレースは進行。

 

1回目の1級山岳はクスが先頭通過して山岳賞争いの首位に浮上し、ギヨーム・マルタンが2位通過しこちらも2位へランクアップ。

それまでトップだったウェレンスはまさかの獲得ポイント無しに終わってしまう。

2回目の1級山岳ではアタックを仕掛けて抜け出したマイケル・ウッズが先頭で通過、そしてマルタンがまたしても2位で通過したため、マルタンがクスを抜いて山岳賞トップに躍り出る事に。

 

このウッズとマルタンの動きにバルベルデ、ナンス・ピーターズ、オマール・フライレが下りで追いつき、5人の先頭集団を形成して逃げ切りを狙う流れに。

10人以上の追走集団が追いかけるも、人数が多すぎるせいかお見合い状態になってしまい、先頭も牽制しあっていてペースが上がらないにも関わらず、なかなか差が詰まらずに距離を消化していく。

 

残り10kmを切り先頭の逃げ切りがほぼ確定すると、牽制状態から打って変わって激しいアタック合戦に!

そんな乱戦状態から、残り1km辺りでウッズが強烈なアタックを仕掛け抜け出しに成功!

そのまま一気にフィニッシュへ!!

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第6ステージでも2位に入っていたウッズ、持ち味の積極的な走りを活かしてのステージ勝利!

1級山岳での抜け出しは捕まってしまったけれども、最終盤でもう一度仕掛けて勝ち切るという見事なタフさを披露!

 

一方の総合勢は翌日の厳しいステージに備えて、特に動きは無く体力温存に努めて1日が終了。

 

第8ステージ

2級山岳を超えてからの1級山岳フィニッシュと、総合争いが起こりそうな第8ステージ。

 

出走前、トム・デュムラン、ミハウ・ゴワシュ、ケニー・エリッソンドの3人がリタイアとの情報が。

デュムランとゴワシュは総合優勝争いをしているユンボとイネオスの重要なアシストであり、両チームへのダメージは小さくない…。

エリッソンドも第12ステージに控えるアングリルを2013年に制している優秀なクライマーなだけに、いなくなるのは残念…。

 

この日の逃げは7人(またカヴァニャが逃げてる!)、メイン集団はイネオスやモビスターがコントロールして、タイム差は最大で5分程度。

レース中盤からはモビスターが積極的にペースアップを図り、メイン集団は人数を減らしながら、1級山岳の入り口直後に逃げを全て吸収する。

 

残り7km、積極的なレース展開を狙ったモビスターのバルベルデがアタックを仕掛けるも、これはユンボのロベルト・ヘーシンクが封殺。

そして前日の勝者ウッズがペースアップして集団の人数を10人程にまで絞ると、そのままヒュー・カーシーがアタック!

しかしこれもユンボのクスがしっかりチェックして引き戻し、ユンボの支配力の高さが改めて強調される形に。

 

そんなヒリヒリとした緊張感の中、残り2.5kmで仕掛けたのはリーダー・ジャージ着用のカラパス!!

このカラパスの強烈なアタックにはユンボもログリッチ本人がしっかり反応し、一旦2人で抜け出す形になるも、少し2人で牽制しあった事でダニエル・マーティンやマスなどがなんとか追いついてくる。

 

そして、ここからカラパスとログリッチという今大会最強の2人によるノーガードの殴り合いが始まる。

まるで申し合わせたかのように、互いにマークしながらも交互にアタックを仕掛けるという、超絶熱い展開に!!

これには他の選手は全く歯が立たずに離されてしまい、2人だけの勝負に突入!

残り1km、ログリッチの加速にカラパスが少し離されると、その様子を確認したログリッチがさらにもう一段階スピードアップ!!

カラパスも食らいつこうとするものの、ログリッチはそのまま力強くフィニッシュへと向かう!!

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グリッチは最大のライバルであるカラパスに13秒の差を付け、ステージ2勝目!!

これで第6ステージで失ったタイムを少し取り戻し、一気に総合2位に浮上!!

 

いや~、面白いステージだった!

最終盤のログリッチとカラパスのアタック合戦、熱すぎるでしょ!!

今シーズンのベストレース候補じゃない、これ?

やっぱりログリッチの力は凄いし、カラパスも敗れながらも「正直、この一騎打ちはとても楽しかった」と熱いコメントを残してくれるし(出典:ログリッチ「チャンスは全て掴みに行く」カラパス「一騎打ちは楽しかった」 - ブエルタ・ア・エスパーニャ2020第8ステージ選手コメント | cyclowired、素晴らしい勝負を観る事ができて大満足。

 

第9ステージ

カテゴリー山岳が存在しない、ド平坦な第9ステージ。

 

この日の逃げはフアン・オソリオ(ブルゴスBH)とアリツ・バグエス(カハルラル・セグロスRGA)というプロチーム所属の2人のみ。

メイン集団はこの逃げに5分ほどのタイム差を与えつつ、風も少ない穏やかな天候の中で久しぶりにまったりとした雰囲気で走行。

 

終盤までは正直言って何も起きずに残り21kmで逃げを吸収して、今大会で数少ない集団スプリントに向かって集団は加速。

そんな中、残り13kmでログリッチがパンクに見舞われるてヒヤッとするけれども、大事に至らず無事に集団復帰して一安心。

 

とんでもなく道幅の狭い(車1台分ぐらい?)古い橋や、強烈なヘアピンコーナーなどを超えながら、気づけばもうフィニッシュ間近。

向かい風の中、ボーラ・ハンスグローエは3枚のアシストの後ろにパスカル・アッカーマンが控え、万全の態勢。

一方、第4ステージで勝利しているベネットは既にアシストが1枚だけに減っていたけれども、その最後の1人はリードアウトの達人ミケル・モルコフ。

モルコフはトレック・セガフレード辺りと激しい位置取り争いをしながらも、見事にスルスルっとベネットを前方まで引き上げていく!

残り200mを切った辺りでアッカーマンがスプリントを仕掛け、即座にベネットも反応!

もがくアッカーマンを尻目に、ベネットは軽々と前方へと躍り出て先頭でフィニッシュ!!

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個の力、チーム力共に圧倒的なベネットが今大会2勝目!!

 

…かと思いきや、フィニッシュ後にアナウンスがあり、ベネットは危険行為で110位へ降着処分、ステージ勝利はアッカーマンへと変更に!?

どうやら、ベネットが位置取り争いの際にトレインに入り込もうとしたトレックのエミルス・リエピンスを肩で激しく押し返した行為が処分の対象となった模様。

改めて映像を見返すと、まぁ危険行為と判定されてもそれほどおかしくない判定な気はするけれども、ドゥクーニンクのパトリック・ルフェーブルGMは激おこな様子。

この人の「キレ芸」は、「俺はうちの選手を守るぞ!」という内外へのアピールなのか、ガチなのか判断がつかないなぁ…。

 

何はともあれ、これでアッカーマンがステージ1勝!!

もちろん本人も100%満足はしていない様子だけれども、次のチャンスでキレイに勝てるように頑張れ!

 

第10ステージ

平坦カテゴリーながら終盤にアップダウンがあり、パンチャーや登れるスプリンター向けに見える第10ステージ。

 

この日の逃げは4人、そしてタイム差は最大でなんと12分も。

ただ、集団スプリントを狙うメイン集団がペースを上げると、その差はみるみる縮まっていく。

そんな中、残り60kmにある3級山岳辺りから、この日のステージ優勝候補と目されていたベネットがメイン集団からちぎれそうになる姿が写し出される。

そしてドゥクーニンクはそんなベネットを助けないどころか、先頭でペースメイク中…。

…つまり、もしベネットを残しても、フィニッシュのレイアウト的にベネットは厳しいと判断しているという事?

ベネットでだめなら、ピュアスプリンターは全滅じゃない…?

 

結局ベネットは残り28km地点で完全に脱落し、このスプリンターを振るい落とすようなハイペースのおかげで、メイン集団と逃げ集団とのタイム差は1分30秒ほどに縮まっていて、残り16km地点で逃げを完全に吸収。

残り10kmを切った辺りで集団から抜け出したのは、連日逃げているドゥクーニンクのカヴァニャ。

この動きにイヴォ・オリヴェイラが反応して付いていくも、カヴァニャはそれを振り切り独走!

この「クレルモンフェランTGV」の危険な抜け出しを捕まえるべくメイン集団を牽いたのは、なんとイネオス。

アンドレイ・アマドールが牽引して、残り3kmの手前あたりでカヴァニャを吸収する事に成功し、勝負は振り出しに。

 

残り1kmを切りユンボもログリッチを連れて前方に位置を上げてくる状況で、アタックを仕掛けてのはマルタン

そして少し抜け出したマルタンを追いかけるのはリーダー・ジャージのカラパス。

しかし、残り300m~200m辺りでマルタンもカラパスも失速する中で、ログリッチが一気にペースを上げて先頭に!

そのまま後続を突き放し、先頭でフィニッシュ!!

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これでログリッチはステージ3勝目!!

しかし、カテゴライズが微妙だったとはいえ、平坦ステージで勝つとは…!

というかこの日のフィニッシュ手前のレイアウト、公式ホームページを見る限りだと最後は平坦に見えるけど、実際には最後まで登りっぱなしだったよね?

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流石ブエルタというべきか…。

平坦詐欺、ここに極まれり。

 

そして、平坦ステージだから「3秒差まではタイム差なし」かと思いきや、何故か7位と8位のタイム差が3秒カウントされるという、謎の事態が発生。

どうやら、主催者側(というか審判団?)が「結局集団スプリントにならなかったため、平坦ステージとカウントせずに3秒ルールは適用しない」と判断を下したらしい…。

いやいや、そこでタイム差が付くと分かっていたら、後続の選手はもっともがいたでしょ…。

そこを「後出し」で変えてはいけないよ…。

 

結果として、カラパスとログリッチに3秒のタイム差が付く事となり、ボーナスタイムも加えたログリッチが総合タイムでカラパスに並び、勝利数の多いログリッチが総合首位に。

誰も予想していなかった、不測のリーダージャージ交代劇。

ブエルタさん、しっかりして下さいよ…。

 

第11ステージ

3級、1級、1級、1級、そして1級フィニッシュと、今大会を象徴するような山岳だらけの第11ステージ。

 

スタート地点では、前日の「平坦なのに3秒ルールを無視してタイム差を適用」に対して、選手から抗議が。

タイム差が付いて利を得たはずのユンボも賛同して行われたこの抗議、イネオスのクリス・フルームが選手代表として主催者側と対話をするも、残念ながら結果は変わらず。

とはいえ、選手側がしっかり抗議した事はよかったな、というのが正直な感想。

 

カテゴリー山岳だらけで山岳ポイントを大量に収集できるステージという事で、序盤は山岳賞争いの動きが激化。

最初に形成された逃げに現在山岳賞5位のティム・ウェレンスが乗り、首位のマルタンはこの逃げに乗れなかった事で、逆転される恐れが発生。

メイン集団はユンボが蓋をしようとしていたけれども、このマルタンのピンチにコフィディスが一丸となって集団を牽引して、なんと最初の1級山岳の途中で逃げを捕まえる事に成功。

 

最初の1級山岳山頂の通過を巡るアタック合戦の末に、マルタン、ウェレンスの両者を含む8人の逃げが形成。

そして2つ目の1級山岳では、再度逃げに乗ったはずのウェレンスが遅れてしまい、結局マルタンのポイント獲得を許してしまう事に。

マルタンは続く山岳でもしっかりとポイントを稼ぎ、着実にリードを築く事に成功して山岳賞獲得へ大きく前進してみせる。

チーム一丸となってマルタンをサポートしたコフィディス、そしてそれにしっかりと応えたマルタン、お見事!

 

一方のメイン集団では、トリプルエース体制のモビスターからソレルがアタックして先頭に合流。

モビスターとしては選択肢を増やす一手であり、これこそトリプルエースの正しい使い方。

やっと上手く運用できるのか?

 

そして逃げ集団は最後の1級山岳に入り、残り5km地点でソレルがアタック!

これにマルタンダヴィ・ゴデュが反応するも、付いていけたのはゴデュのみ。

ソレルとゴデュはそのまま後続を突き放し、ステージ勝利はこの2人に絞られる。

そして残り150m、逃げ集団の中で比較的脚を温存できていたゴデュがアタックを仕掛けるとソレルは付いていけず、ゴデュが先頭でフィニッシュ!!

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フランス期待の若手であるゴデュ、グランツール初勝利!!

穏やかな笑顔で落ち着いたガッツポーズを見せたと思いきや、直後に拳を振り回しながら絶叫してあわや落車しそうになるほど激しく喜んだゴデュ。

その姿からは「ツール・ド・ラヴニール総合優勝」という肩書に掛かっていたプレッシャーの大きさが垣間見え、そこから解放されたゴデュが今後どんなリザルトを残すのか、大いに期待したい!

 

一方のメイン集団では大きなアタック等はなく、総合7位だったエステバン・チャベスが大きく遅れた事と、逃げたソレルが総合6位にジャンプアップした事以外は大きなシャッフルは掛からずに終了して、総合争いは翌日に持ち越しに。

 

第12ステージ

2つの3級山岳と2つの1級山岳を超え、そして「魔の山」アングリルへとフィニッシュする、総合争い必至の第12ステージ。

 

この104.9kmのショートステージ、様々な思惑を乗せた逃げは何度か人数の増減がありながら20人程で形成される。

前日に続きマルタンが逃げに乗り、アングリル以外のカテゴリー山岳の先頭通過に成功して、山岳賞をグッと手繰り寄せる。

 

一方、メイン集団はユンボが意外と逃げ集団とのタイム差が開かないようにコントロールして、3分以内のタイム差をキープ。

1つ目の1級山岳ではダヴィ・デラクルスやチャベスが総合ジャンプアップを狙い抜け出しを図ったり、少し濡れた下りでイネオスのアマドールが転倒するなど、少し落ち着きの無い雰囲気に。

その後メイン集団はモビスターが牽引し、ハイペースを刻んで逃げとのタイム差が一気に縮んでいく。

動きがありハイペースなレース展開にメイン集団もドンドン人数を減らす中、この2つ目の1級山岳の中腹ではイネオスのクリス・フルームがメイン集団を高速牽引する!

開幕直後の力なく遅れていく姿からは想像できなかった強力なペーシングに、集団は一気に20人ほどに人数を減らしていく。

 

そしてメイン集団はついにアングリルの麓に到着。

1級山岳で遅れていたソレルなど数人の選手が下りで追いついてきたため、人数は30人前後。

集団をコントロールするのはリーダージャージのログリッチ擁するユンボ

 

登坂序盤の緩斜面区間、このユンボの強力な支配力を突破できる雰囲気は、正直言って無いように見える。

逃げ残っていたマルタンなども全て飲み込みながら残り7kmを切り、いよいよ勾配10%以上の激坂が続く区間に突入。

先頭を牽くのはユンボの期待の若手ヨナス・ヴィンゲゴー。

このヴィンゲゴーの牽引は強烈で、アレハンドロ・バルベルデ、ワウト・プールス、ミケル・ニエベといった有力な総合上位の選手も脱落していくほど。

 

ヴィンゲゴーは残り3.5kmほどまで牽引、そしてそのタイミングを狙っていたかのように総合5位のマスがアタック。

集団はユンボのクスが牽いてマスを捕まえる為にペースを上げようとして、その後ろにはログリッチが控えてるけれども…、肝心のログリッチのペースが上がらない…?

カーシーやウラソフがマスを追いかける為に飛び出す中、クスは後ろのログリッチの様子を見ながらあまりペースを上げずに走行。

これは…ログリッチの調子が明らかに悪いという事か…?

そしてカラパスもログリッチとほぼ並走、こちらもイマイチなのか…?

それとも、どちらも様子見なのだろうか…?

 

残り2.5km、カーシーとウラソフは一旦捕まり、相変わらずマスは単独先頭で軽快に走行。

そして残り2.1km、カラパスがアタック!!

即座にクスがチェックに付こうとするも、やはりログリッチが付いていけない!!?

もちろんクスはログリッチを置いていくわけにはいかず、ペースを緩めてログリッチの前を走る。

それを尻目にカラパスは踏み続け、カーシーと一緒にマスに追いついて先頭に躍り出る。

 

グリッチが必死の表情で何とか大きく遅れないように堪える中、残り1.3kmで先頭からカーシーが飛び出す!

カーシーは重いギアに入れて力強く踏み続け、総合4位からのジャンプアップを狙い独走!!

苦しそうな表情を見せながらもその勢いは最後まで衰えず、そのまま先頭でフィニッシュ!!

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カーシーはグランツール初勝利、そして表彰台圏内の3位に浮上!!

昨年のツール・ド・スイスでもステージ勝利を挙げるなど頭角を現し始めていた長身痩躯のクライマーが、このブエルタで一気に開花しようとしている!

 

カラパスは仕掛けるのが早すぎたのか、終盤は息切れ気味になってしまい、ウラソフとマスに続くステージ4位。

そしてログリッチはクスの尽力もありカラパスの10秒後にフィニッシュし、何とか傷口を最小限に留めるも、マイヨ・ロホはカラパスに移る事に。

 

何はともあれ、リーダージャージが何度も入れ替わった第2週目もこれで終了。

カラパスが総合首位に立ち、ログリッチが10秒遅れの2位、そして3位は32秒遅れのカーシーという構図に。

 

泣いても笑ってもあと6ステージ。

今シーズン最後のUCIレース、最後まで目が離せない。