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ブエルタ・ア・エスパーニャ2021 素人予想の答え合わせ

王者による圧勝劇だったブエルタ、予想はどうだった…?

情熱の国スペインでの熱き戦いブエルタ・ア・エスパーニャは、プリモシュ・ログリッチ(チーム・ユンボ・ヴィスマ)の総合3連覇という快挙で幕を下ろしましたね。

その一分の隙も無い走り、本当に素晴らしかったです!

グリッチという最大の優勝候補がしっかりと結果を残した訳ですが、もちろん自分は今回も総合・4賞・各ステージと予想を行っています。

今年最後のグランツール予想はどうだったのか、果たしてしっかり締めくくれたのか、振り返っていきます!

 

4賞予想

まずは4賞、そして総合上位の予想を振り返ります。

自分の予想はこんな感じ!

的中具合は…

 

総合争い

本命:エガン・ベルナル → 総合6位

対抗:プリモシュ・ログリッチ → 総合優勝

穴:ミケル・ランダ → 第17ステージでリタイア

大穴:アダム・イェーツ → 総合5位

 

ポイント賞:マイケル・マシューズ → 7位(114pt)

山岳賞:ラファウ・マイカ → 5位(33pt)

ヤングライダー賞:エガン・ベルナル → 2位

 

…まさかの的中ゼロ!?

総合の対抗で挙げたログリッチが総合優勝していますが、ログリッチは大方の予想としては大本命だった訳ですから、これは惜しかった予想と言うよりは「外した」というニュアンスの方が大きいでしょう。

また、ランダのリタイアによってエースに繰り上がったジャック・ヘイグを挙げられなかったのはまぁ仕方がないとしても、エンリク・マスに全く触れていないのはかなりの減点材料ですね…。

ポイント賞で予想した登れるスプリンターのマシューズは全く持ち味を活かせず、スプリントポイントの配点がピュアスプリンター寄りになった事も相まってこの順位。

山岳賞で予想したマイカが大逃げで一気に山岳ポイントを稼いで首位に躍り出た瞬間は「これは…来たか!?」なんて思いましたが、その後は全くと言っていいほど山岳賞に興味を示しませんでした…。

そして、ヤングライダー賞…。

まさか、トラブル以外の理由でベルナルが逃すとは…一体誰が予想できたでしょうか。

 

という訳で、今回の総合、そして4賞の予想は清々しい程の全滅です…(涙

恐らく、今までで最もひどい結果に終わってしまいました。

少し言い訳をするなら…、総合の本命にベルナルを挙げてはいましたが、もちろん(?)ログリッチの方が総合優勝に近いとは、直近の状態も相まって頭の中では分かってはいました。

それでもファンとしてはベルナルを本命に挙げたくなる、「どっちか迷ってる時点でログリッチが有利なのは分かってるよ」と思いつつ、応援している選手を本命に挙げてしまう、それがファンってものですよね、きっと?

そういう意味で納得はしつつ、「しっかり当てに行っておけば…」という後悔も当然あります。

その辺りも含めて自分の中で消化しつつ、また次の予想で頑張っていこうと思います。

 

ステージ勝利予想

気を取り直して、ステージ勝利予想に移りましょう!

「勝利が特定の選手に偏る」という傾向のあった今大会、果たして的中率はどうだったでしょうか?

 

1週目

・第1ステージ

アップダウンのある個人TTステージ、東京オリンピック金メダルの実力を遺憾なく発揮したグリッチが見事勝利!

自分の予想がこちら!

開幕ステージからしっかり的中!

まぁ、流石にこれは難しくなかったですね。

 

・第2ステージ

ド平坦なスプリントステージ、勝ったのはジャスパー・フィリプセン!

自分の予想がこちら!

本人の実績、そしてスプリントトレインの強さを考えてデマールにしましたが、今大会のデマールは全く輝けなかったですね…。

 

・第3ステージ

1級山岳フィニッシュ、逃げ切って勝ったのはレイン・タラマエ!

自分の予想がこちら!

う~む、逃げ切り容認でしたね。

こういう感じの総合が動くか分からないステージは、その辺りの判断が本当に難しいです。

 

・第4ステージ

緩めの登りフィニッシュ、ファビオ・ヤコブセンが復活の勝利!

自分の予想がこちら!

登り勾配、そしてポイント賞の予想にも挙げたのでマシューズにしましたが…持ち味を発揮できず。

また、ステージ2位に終わったデマールですが、トレインがかなりいい仕事をしていたのがこの時点では好印象でした。

 

・第5ステージ

またしてもカテゴリー山岳のない平坦なステージ、フィリプセンが今大会2勝目!

自分の予想がこちら!

デマール(と言うかグルパマ)、前日のいい動きは一体何だったんでしょうか…。

という訳で、これ以降のステージではデマールを予想候補から外すと決意しました。

 

・第6ステージ

平坦な道中からの激坂フィニッシュ、手に汗握る逃走劇…!

マグナス・コルトがなんとか逃げ切ったこのステージですが、自分の予想がこちら。

リプで迷いを吐露しつつ、シャフマンというかなり的外れな予想をしてしまいました(汗

リプに書いたようにログリッチにしておけば、外れてはいますが「悪くない予想だった」とか言えるのですが…。

 

・第7ステージ

1級山岳に始まり1級山岳で終わる厳しいステージは、マイケル・ストーラーの逃げ切り勝利!

自分の予想がこちら!

厳しめの山岳ステージは、ログリッチ相手にタイムを取り戻そうとする総合勢にしたくなりませんか…?

 

・第8ステージ

またまたやってきたド平坦なスプリントステージは、ヤコブセンが今大会2勝目!

自分の予想がこちら!

見事的中!!

ヤコブセン、完全復活!

 

・第9ステージ

今大会初の超級山岳フィニッシュは、ダミアーノ・カルーゾによるまさかの71km逃げ切り!

自分の予想がこちら!

グリッチのアシストであるセップ・クスは力を発揮するし、モビスターはアレハンドロ・バルベルデを失っても強かったし、アダム・イェーツはイマイチだったし、しかもカルーゾが逃げ切るし…。

書いている事が全然当たりませんでした(涙

そして今ブエルタを通して、アダム・イェーツの好不調の波の大きさには、かなり予想をかき乱された印象があります…。

 

1週目は9ステージ中2つ正解!

色々と翻弄もされていますが、まずまず悪くない滑り出しですね。

 

2週目

・第10ステージ

終盤の2級山岳で抜け出したストーラーが見事今大会2勝目を飾ったこのステージ、自分の予想がこちら!

ストーラーと同じくチームDSMからロマン・バルデをチョイスしたのは、果たして惜しいと言っていいのでしょうか?

そしてこの予想は、第14ステージに取っておきたかったですね…。

 

・第11ステージ

最大勾配30%にも達する激坂フィニッシュは、グリッチが今大会2勝目!

自分の予想がこちら!

前日惜しくも2位だったファンセヴェナントが好調だと判断して選んでみましたが、この日はステージ137位と狙いに来ませんでした。

 

・第12ステージ

コース終盤の2つの山岳が予想を難しくしたこのステージ、コルトが今大会2勝目!

自分の予想がこちら!

ファンセヴェナントはこの日も勝負せずにステージ152位、代わりにチームメイトのアンドレア・バジョーリが惜しくも2位でした。

 

・第13ステージ

2週目最初のスプリントステージ、ドゥクーニンク・クイックステップはエースのヤコブセンが遅れてしまったものの、代役のロリアン・セネシャルがスプリントで勝利!

このかなり意外な展開に対して、自分の予想は…

フィニッシュ直前で遅れてしまった大本命、ヤコブセンを予想していました…。

しかし、このステージでセネシャルを予想できる人なんているんでしょうか?

 

・第14ステージ

緩くて長い1級山岳フィニッシュは逃げ切りの展開、勝利したのはバルデ!

自分の予想がこちら!

総合逆転を目指すチームが積極的に行くかと思ったのですが、最後の1級山岳が緩すぎたためか、総合の動きはほぼありませんでしたね。

 

・第15ステージ

1級山岳を2つ超える山岳ステージは、ラファウ・マイカが衝撃の87km逃げ切り勝利!

自分の予想がこちら!

2日続けて総合争いは巻き起こらず…。

まぁ、逃げを当てるのは色々と難しいので、これは致し方ないとも言えます。

 

2週目は6ステージで正解が…ゼロ!?

第13ステージなど、ちょっと意外な展開が多かった気もします…。

 

 

3週目

・第16ステージ

今大会最後のスプリントステージは、ヤコブセンが3勝目を挙げてポイント賞をほぼ手中に!

自分の予想がこちら!

ヤコブセン~!!

間違いなく今大会最強のスプリンターだった彼を、しっかりと選ぶことができました!

 

・第17ステージ

超級ラゴス・デ・コバドンガへのフィニッシュは、ベルナルと共にロングエスケープしたグリッチが貫禄の勝利!

ベルナルの早めの仕掛けは見事でしたが、結果には繋がらず…。

とにかく、この日もログリッチの走りが素晴らしかったですね。

 

・第18ステージ

ブエルタ初登場となる超級山岳アルト・デル・ガモニテイラでの決戦は、アタック一発で抜け出したミゲルアンヘル・ロペスが勝利!

自分の予想がこちら!

モビスターのダブルエース、どちらが動くかを見誤ってしまいました…。

よく考えると、総合2位のマスが動けば当然ログリッチも動きますから、ログリッチの調子がずっと良かった今ブエルタでは、マスがステージ勝利を狙うのはかなりハードルが高かったですね。

 

・第19ステージ

逃げとメイン集団のギリギリの追いかけっこは、なんとか逃げ集団が逃走に成功。

逃げ集団によるスプリントをまたしてもコルトが勝って今大会3勝目、そして自分の予想は…

「逃げ切りを想定」はまあいいとして、なぜそこでマイケル・マシューズをチョイスしてしまったのか…。

マシューズ擁するチーム・バイクエクスチェンジはメイン集団を懸命に引っ張っていましたが、あと一歩及びませんでした。

 

・第20ステージ

総合争いに波乱が起こる中、間隙を縫って勝利を掴んだのはクレモン・シャンプッサン

自分の予想がこちら!

ベルナルは総合3位のロペスと一緒に1級山岳で少し遅れ、そして前に行ったアダム・イェーツの総合順位のためにロペスを前には連れていけないので、前を追うのを止めてしまいました…。

 

・第21ステージ

最終日、勾配のある33.8kmの個人TTステージは、王者グリッチが圧巻のステージ勝利!

自分の予想がこちら!

しっかりとログリッチを予想して的中!

グリッチ同様、最終日を綺麗に締めくくる事が出来てよかったです。

 

3週目は6ステージ中、2つ正解!

2週目の悪い流れを引きずらずに正解出来て安心しました。

そしてこれで、21ステージ合計で4つ正解!

ジロは5つ、ツールは3つ正解だったので、ブエルタは丁度その中間という意味では、まぁ悪くはなかったかなと思います。

 

結果だけでなく内容も…

いや~しかし、4賞予想がボロボロでしたが、とりあえずステージは4つ当てる事が出来て良かったです。

ただ内訳を見ると、ログリッチ個人TTで2つと、ヤコブセンのスプリントで2つなので、山岳ステージや逃げを全く当てられていません…。

今大会4勝のログリッチに今大会3勝のヤコブセンという「当てやすかった」2人なので、あまり難易度は高くないステージしか当たっていないという事になります。

もちろん、そういうステージで奇をてらわずにしっかり当てる事も重要だとは分かっていますが、その辺りは来シーズンへの課題ですね。

 

まぁ、今後もこれまで通り緩い感じで予想をやっていくつもりなので、結果はともかく楽しんでいこうと思います。

それでは、また!