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【レース感想】ツール・ド・フランス2024 第3ステージ

エリトリアの星

第3ステージは、今大会最長の230.8kmを駆け抜ける平坦ステージ。

豪華メンバーが揃ったスプリンター陣、真っ先に勝利を手に入れるのは誰になるか。

 

厳しすぎる設定だった第1・第2ステージの影響か、スタートから逃げが生まれない展開に。

150km以上を走ってから、ファビアン・グルリエ(トタルエネルジー)がやっと飛び出したけれども、この動きも当然ながら残り28kmで吸収されて、「何もないまま」レースは集団スプリントに向かっていく。

 

スプリントに向けて集団のスピードと緊張感が高まる中、残り6.3km地点で、マチュー・ファンデルプール(アルペシン・ドゥクーニンク)がメカトラに見舞われてしまう。

昨年のツールでは最終発射台として絶大な力を発揮したファンデルプールがここで遅れるのは、アルペシンにとっては痛手すぎる。

残り5kmを切ってくると、チームDSM・フェルメニッヒ・ポストNL、リドル・トレック、アルケア・B&Bホテルズ、EFエデュケーション・イージーポストといったチームが、集団の最前に陣取ろうと頑張るけれども、どのチームもなかなかガッチリ主導権を握るような展開にはならない。

残り2.3km、集団の結構前の方で大規模な落車が発生。

この落車の影響で、昨年ステージ4勝を挙げたヤスペル・フィリプセンを擁するアルペシンの隊列は、ほぼ丸々足止めを食らってしまう格好に…。

残り1km、先頭に3人の選手を並べるのはアンテルマルシェ・ワンティ、ただ…エースのビニアム・ギルマイは10番手辺りと、少し後方に位置を下げている。

残り500m、アンテルマルシェのアシストが剝がれると、先頭を奪ったのはオリヴェル・ナーセン(デカトロン・AG2R・ラ・モンディアル)、その背中にはエースのサム・ベネット

残り300m、リドルのヤスペル・ストゥイヴェンが、マッズ・ピーダスンを引き連れた最高の格好で先頭を奪取!

残り200m、ピーダスンがスプリントを開始!

その動きに対していい反応を見せたのはフェルナンド・ガビリア(モビスター・チーム)、そしてギルマイがピーダスンの背中を捉えてタイミングを窺う!

残り50m、フェンス際からギルマイが伸びる!!

そのまま先頭に躍り出ると、フィニッシュラインまで一気に突き抜ける!!

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並み居る強力なスプリンターを退けて、ギルマイが自身初のツールステージ勝利!!

そしてこの勝利は、エリトリア人によるツール初勝利!!

ピュアスプリンターというよりはパンチャー寄りな脚質な気がしていたけれども、ツールのスプリントステージを獲るとは…!!

その特大の才能、まだまだ伸びしろがありそうだ!