初心者ロードレース観戦日和

初心者でもいいじゃない!ロードレース観戦を楽しもう!

ツール・ド・フランス2024 予想の答え合わせ

遅くてごめんね

ツール閉幕から1週間以上経ってしまい、パリオリンピックが盛り上がっているような状況ですが…、ツール予想の振り返りをやっていきたいと思います。

一応言っておきますと…忘れていた訳では無く、少し忙しかったので、こんなタイミングになってしまいました。

それでは、サクサクっと見ていきましょう~。

 

4賞予想

まずは4賞、事前の予想記事がこちらになります。

www.kiwaroadrace.com

各賞ごとに「本命・対抗・穴・大穴」、そして「その他注目選手」を数人挙げているので、細かく見てみましょう。

 

総合

本命:ポガチャル → 総合優勝!

対抗:ログリッチ → 第12ステージ終了後にリタイア…

穴:ヴィンゲゴー → 総合2位

大穴:カルロス・ロドリゲス → 総合7位

注目:エヴェネプール → 総合3位

注目:サイモン・イェーツ → 総合12位

注目:アダム・イェーツ → 総合6位

注目:マス → 総合19位

注目:カラパス → 総合17位

 

まあ、ポガチャルについてはあまり言及する必要もないでしょう。

ヴィンゲゴーが万全ではない時点で、総合優勝の可能性が相当高かったですからね。

問題は…対抗に挙げたログリッチのリタイアはともかく、総合3位に入ったエヴェネプールを「4枠」に挙げられなかったのは、痛恨のミスですね…。

直前のクリテリウム・ドゥ・ドーフィネで調子が上がっていなさそうな様子だったので、怪我からの回復が間に合わなかったと判断したのですが、裏目に出てしまいました。

あとは…アダム・イェーツだけでなく、アルメイダ、ランダ、ヨルゲンソンと言った総合トップ10入りした「アシスト陣」の予想は、正直言って難しすぎます…。

この辺りの選手をあまり「その他注目」で挙げすぎると、予想が「歪む」気がするので、恐らく今後もあまりそれは狙わないでしょう。

 

ポイント賞

本命:フィリプセン → 2位(354pt)

対抗:マッズ・ピーダスン → 第7ステージ終了後にリタイア…

穴:ファンアールト → 8位(152pt)

大穴:サム・ベネット → 第17ステージ途中でリタイア…

注目:ドゥリー → 6位(161pt) 

注目:フルーネウェーヘン → 14位(87pt)

注目:ヤコブセン → 第12ステージ途中でリタイア…

注目:カヴェンディッシュ → 56位(28pt)

注目:バウハウス → 第16ステージ終了後にリタイア…

 

ポイント賞を受賞したギルマイを挙げていない…!?

正直言って、もう少しパンチャー寄りの選手だと認識していて、あそこまで平坦スプリントで勝負できるとは思っていませんでした。

それにしたって、フィリプセンに対抗できるようなスプリンターが少ないのですから、注目選手枠では挙げるべき選手だったかもしれませんね…。

これは大いに反省です。

 

山岳賞

本命:ポガチャル → 2位(102pt)

対抗:チッコーネ → 32位(9pt)

穴:バルデ → 33位(9pt)

大穴:カラパス → 1位(127pt)!

注目:サイモン・イェーツ → 11位(30pt)

注目:ガル → 42位(2pt)

注目:ブイトラゴ → 28位(10pt)

注目:ゴデュ → 10位(30pt)

注目:マルタン → ポイント未獲得

注目:ジー → 50位(1pt)

 

一応、大穴で挙げたカラパスが1位、本命で挙げたポガチャルが2位と、そこだけ見ればなんだかそれなりに合っている気もしますが…。

なかなかに酷いですね、これは…。

山岳賞の予想は4賞の中でもダントツで難しいと思いますが、ここまで芯を食っていない予想になってしまったのは、結構へこみます…。

 

ヤングライダー賞

本命:カルロス・ロドリゲス → 2位

対抗:エヴェネプール → 1位!

穴:ヨルゲンソン → 3位

大穴:アユソ → 第13ステージ途中でリタイア…

注目:ブイトラゴ → 4位

注目:レニー・マルティネス → 28位

注目:オスカー・オンリー → 10位

注目:ピドコック → 第13ステージ終了後にリタイア…

 

前述の通り、エヴェネプールのコンディションを不安視したためにカルロス・ロドリゲスとの順番が入れ替わってしまいましたが…ヨルゲンソン、リタイアしたアユソを挟んでブイトラゴと、これはかなり良い感じの予想になった気がします。

まあ、ヤングライダー賞は対象者が絞られた上に、その中で上位に入り得る選手は更に限られてくるので、予想がやりやすい賞ではありますね。

 

結果的に4賞の予想は、総合のポガチャルという「安パイ」を当てた以外は、あまり芯を食っていない予想になってしまった…、と言っていいでしょう。

う~ん、残念です。

 

ステージ勝利予想

さあ、気を取り直して(?)ステージ勝利予想も振り返っていきましょう。

ジロ・デ・イタリアと同様に、とんでもなく勝利数を稼いだ選手が1人いますが、果たして予想の方は…?

 

1週目

・第1ステージ

いきなりの厳しい丘陵レイアウト、ロマン・バルデが劇的な逃げ切り!

自分の予想がこちら。

ポガチャルは…メイン集団2番手、4着でのフィニッシュでした。

まあ、この日スタート前にバルデが勝つと予想できた人は、まずいないでしょう。

 

・第2ステージ

サン・ルーカの激坂を2度登って、逃げ切り勝利を掴んだのはケヴィン・ヴォークラン

自分の予想がこちら。

ポガチャルはメイン集団から抜け出しましたが、そもそも完全に逃げ切り容認でしたね。

 

・第3ステージ

今大会最初の集団スプリント、落車の混乱を抜けて勝ったのはビニアム・ギルマイ

自分の予想がこちら。

フィリプセンは落車で足止めを食らってしまい、残念ながら勝負に絡めませんでした…。

 

・第4ステージ

超級山岳を登る今大会最初の山岳ステージ、ポガチャルが見事な独走勝利!

順当にポガチャルを予想して的中!

しかし…ここまでの4ステージで、3度もポガチャルを予想するって、もの凄く順当な予想だとは思いつつ、とても「異常」な事態ですよね。

 

・第5ステージ

平坦ステージでの集団スプリント、マーク・カヴェンディッシュが歴代最多記録を更新する歴史的な勝利!

自分の予想がこちら。

フィリプセンは惜しくも2位でしたね。

実は…トラブルなど何か大きな要因が無い限り、平坦スプリントステージでは頑なにフィリプセンを予想し続けようと、開幕前に決めていました。

 

・第6ステージ

前日と同じく平坦なスプリントステージ、制したのはディラン・フルーネウェーヘン

自分の予想がこちら。

フィリプセンは2番手でフィニッシュしましたが、なんと斜行により降着処分…。

なかなか歯車がかみ合わなくて、この辺りで「このままフィリプセンを信じ続けて大丈夫か?」と、結構心配になっていました。

 

・第7ステージ

25.3kmの個人タイムトライアル、世界王者エヴェネプールが圧巻の走りを披露!

自分の予想がこちら。

しっかりとエヴェネプールをチョイスして的中!

いや~しかし、「ビッグ4」によるハイレベルな争い、手に汗握る好勝負でしたね!

 

・第8ステージ

ド平坦ではなく登り勾配でのスプリント、ギルマイが強さを見せつけて今大会2勝目!

自分の予想がこちら。

ギルマイで的中!!

ピュアスプリンター向けではないという判断、まあ当たり前ではありましたが功を奏してよかったです。

 

・第9ステージ

未舗装路区間が登場する難易度の高いレイアウト、逃げ切りで勝利を掴んだのはアントニー・テュルジス

自分の予想がこちら。

…今振り返ってみても、なぜアルベルト・ベッティオールを選んだのか、決して「あまりにも的外れな予想」とかではないと思いますが、明確な理由はよく分かりません。

まあ、いずれにしてもこの日のレイアウトでテュルジスという選択肢は、自分の引き出しには無かったと思います。

 

1週目は、9ステージのうち3つ正解!

これは…悪くない滑り出しですよ!

 

2週目

・第10ステージ

平坦ステージでの集団スプリント、フィリプセンがやっと今大会1勝目!

ということは…!

信じていたぜフィリプセン~!

いや~、ここでもしフィリプセン以外の選手を予想していたら、かなりへこむ展開でしたね。

信じ続けて良かったです。

 

・第11ステージ

厳しい山岳を越えてのマッチスプリント、ポガチャルとの激闘を制したのはヴィンゲゴー

自分の予想がこちら。

「ビッグ4」、そしてその中でも別格のポガチャルとヴィンゲゴーに、他の選手が割って入れる展開では無かったですね。

 

・第12ステージ

少し落車で人数を減らして上での集団スプリント、ギルマイが今大会3勝目…!

自分の予想がこちら。

まさかギルマイが、平坦なスプリントでここまで強いとは…完全に力量を見誤っていました。

脱帽です。

 

・第13ステージ

2日続けての集団スプリント、勝ったのはフィリプセン。

自分の予想がこちら。

頑なにフィリプセンを予想し続けて、また的中!

いや~、この日は快勝でしたね!

 

・第14ステージ

超級山岳プラ・ダデ山頂フィニッシュ、ポガチャルが得意のアタックでライバルを圧倒!

自分の予想がこちら。

ポガチャルを選んで的中!

いやはや…相変わらずの強さですね。

 

・第15ステージ

歴史に残る名勝負となった超級山岳プラトー・ド・ベイユの決戦、ポガチャルが強すぎる…!

自分の予想…いや、願望がこちら。

ええ、ベルナルに勝ってほしいという欲望が抑えられなかっただけですが…なにかまずいですか?(逆ギレ)

予想を当てに行くことより大事なことも、たまにはあるのですよ。

 

2週目は、6ステージのうち3つ正解!

おぉ!?

1週目と合わせると15ステージで6つ正解、これは…今までで一番いいペース…!

 

3週目

・第16ステージ

今大会最後のスプリントステージ、フィリプセンが3勝目!

自分の予想がこちら。

うお~フィリプセン!!

いや~、もはや予想でも何でもないような感じでしたが、信じて正解でした。

 

・第17ステージ

逃げ切りの展開になった山岳ステージ、抜群の勝負勘を発揮したカラパスが勝利。

自分の予想がこちら。

あぁ…カラパスの名前は挙げていたのに、惜しくも「2択」を外してしまいました。

これは悔いが残りますね…。

 

・第18ステージ

今大会随一の逃げ向き丘陵ステージ、逃げから飛び出して勝利を掴んだのはヴィクトル・カンペナールツ

自分の予想がこちら。

ワウト・ファンアールトも逃げには乗ったのですが、「最終便」に乗り損ねてしまいました。

リスクを背負って飛び出した3人、その勇気を称えるしかないですね。

 

・第19ステージ

今大会の最難関ステージ、ここもまたポガチャルが制圧…!

自分の予想がこちら。

ポガチャルの勝利が順当すぎて、なんだか予想を当てた嬉しさが小さくなってきた気もします。

…ポストと展開が違う?

細かいことは良いんですよ、今は勝利者予想が当たったという事実が重要なのです。

 

・第20ステージ

今大会最後の山頂フィニッシュ、これもまたポガチャルが勝利…!

自分の予想がこちら。

ポガチャル、強すぎますって…。

前日とは真逆で、「スーダルがメイン集団を厳しくする」という展開予想だけ当たっていましたね。

 

・第21ステージ

登り要素の強い個人タイムトライアル、大会最終日もポガチャルが勝利…!

自分の予想がこちら。

う~ん、「3択」を外してしまいました。

登り要素の比重や前日の走りを考慮すると、今振り返れば当てられた気もするだけに、少し残念です。

 

3週目は、6ステージのうち2つ正解!

これで、全21ステージを終えて、正解は…8つ!!

8ステージ正解は、今年のジロで記録した7を更新して、自己最高記録となりました!!

いや~、これまでツールのステージ予想はあまり相性が良くない傾向があっただけに、これは嬉しいですね!!

 

とにかく、ステージ勝利予想

ポガチャルの総合優勝に関しては、ライバルのコンディションなどを考えると「ド本命」どころではないぐらいの雰囲気だったので、まあしっかり「順張り」で当てられてよかった…ぐらいの感覚です。

とにかく、今回の予想に関しては…ステージ勝利予想、これに尽きます!

いや~、まさか8つも正解できるとは…!

自分でもかなり驚いていますよ。

しかも、ジロで7つ正解してからの、ツールでこの流れですから、「ステージ勝利予想の精度が上がっている?ブエルタもいい感じでいけちゃう?」なんて、気が早いながら考えてしまったり…。

 

まあ、こうやって「調子に乗っている」ときが危ういというか、調子に乗った上でブエルタの予想が爆死するとかっこ悪すぎるので…。

あまり「欲」を出す感じではなく、今まで通りレースを楽しむことを「中心」に据えながら、予想も楽しくやっていきたいと思います。

それでは、また!

 

おまけ

ベルナルについての予想は…こんな感じでした。

  • 全てが上手く噛み合って、総合10位に入るかどうか…というのがリアルな予想
  • アシストとして尽力して、自身の総合順位をあまり気にしない振る舞いになると、総合20位ぐらいか

結果は…第15ステージ以降は風邪の症状で苦しみながら、総合29位。

少し順位がずれてしまいましたが、風邪の影響もあった結果なので、割と的を射た予想だった気がします。

「ポジティブすぎない、現実的な予想」が大きく外れなかったのは、正直なところファンとしては少し悲しくもありますが…、ある程度登坂力が回復していることを示せたのは、ポジティブに捉えてもいいはずです。

完全復活に向けて頑張るベルナルを、これからも応援し続けたいと思います。

Embed from Getty Images