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ジロ・デ・イタリア2023 予想の答え合わせ

新型コロナと悪天候

ジロ・デ・イタリア2023は、第20ステージで激走を見せたプリモシュ・ログリッチが逆転での総合優勝を飾りました。

チェーンが落ちた瞬間は「あぁ、だめか…」と思いましたが、まさかそこから逆転するとは…本当に驚きましたね。

 

そんな第20ステージを筆頭に最終盤が激熱だった今回のジロですが、2週目までは記録的な悪天候が選手に襲い掛かり、そしてそこに新型コロナウィルスも重なって、なんと51人ものリタイア者が出ている大会でもあります。

なかなか厳しい条件下ですが、果たして自分の予想はどうだったのか、振り返っていきます。

 

4賞予想

まずは、総合も含めた4賞の予想を振り返ってみましょう。

自分の予想がこちら!

的中率は…

 

本命:プリモシュ・ログリッチ → 総合優勝!

対抗:レムコ・エヴェネプール → 新型コロナウィルス感染のためリタイア…

穴:ジョアン・アルメイダ → 総合3位!

大穴:テイオ・ゲイガンハート → 落車のためリタイア…

 

ポイント賞:マッズ・ピーダスン → 新型コロナウィルス感染のためリタイア…

山岳賞:ティボー・ピノ → 的中!

ヤングライダー賞:エヴェネプール → 新型コロナウィルス感染のためリタイア…

 

まずは総合争い、本命に挙げていたログリッチが総合優勝!

更には穴に挙げたアルメイダも総合3位と、これはなかなかの精度では!?

途中リタイアした2人も、エヴェネプールは総合首位、ゲイガンハートは総合3位という順位でのリタイアだったので、かなり的を射ていたと言っていいでしょう!

もちろん、エヴェネプールとゲイガンハートのリタイアがあった事でこの噛み合い具合な訳ではありますが…まあ予想なんてそんなもんです。

 

そして、山岳賞のピノが的中!

山岳賞は正直なところ予想が最も難しいので、これは嬉しいですね!

ポイント賞はピーダスンが新型コロナウィルス感染でリタイア、ヤングライダー賞はエヴェネプールだったのでこちらも前述の通りリタイアとなっていますが…、まあ不可抗力なので仕方がないです。

 

総じて、リタイアには悩まされつつも、なかなかの精度だったと言っていいでしょう!!

 

ステージ優勝予想

リタイア者続出による牽引力不足、そして悪天候による選手の疲弊…。

今大会も前年に続いて逃げ切りが多く決まった印象です。

逃げ切りは当てるのが難しいですが…どうだったでしょうか?

 

1週目

第1ステージ

終盤に登り勾配の登場する個人タイムトライアル、エヴェネプールが圧巻の走りを披露!

自分の予想がこちら。

フィリッポ・ガンナは残念ながら2位でした…。

まあ、この日はエヴェネプールが強すぎましたね。

 

第2ステージ

フィニッシュ手前の落車で混沌としたスプリントを制したのは、イタリアの新星ジョナサン・ミラン

自分の予想がこちら。

カーデン・グローブスは惜しくも3位でのフィニッシュ。

それにしても、ミランのスピードは凄かったですね。

 

第3ステージ

少数の精鋭「登れるスプリンター」による厳しい展開のスプリント、早めの仕掛けから勝ち切ったのはマイケル・マシューズ

自分の予想がこちら。

ピーダスンはわずかに届かず2位。

現役屈指の登れるスプリンター2人による勝負、見応えがありました。

 

第4ステージ

今大会最初の逃げ切りとなった山岳ステージ、最後のマッチスプリントを制したのはオレリアン・パレパント

自分の予想がこちら。

ヒーリーは逃げに乗りませんでしたね。

一応、頭に浮かんだ選手として、パレパントルのチームメイトであるアンドレア・ヴェンドラーメを挙げてはいましたが…。

 

第5ステージ

雨と落車でかなり荒れた展開のスプリントを制したのは…グローブス

自分の予想がこちら。

グローブスで的中!

なんとグローブスは、残り7kmでの落車に巻き込まれていながらの驚きの勝利!

いや~、アシストを集団復帰のために使い果たして、「トレイン力」とか全く関係なかったですが…的中は的中です!

 

第6ステージ

ギリギリで逃げを捕まえ、そのままフィニッシュになだれ込むようなスプリントという、なかなか面白い展開を制したのはピーダスン

自分の予想がこちら。

今思うと、あのレイアウトで逃げ切りを予想するのは結構的外れな気もしますが…。

逃げ切りとスプリントどちらも考えられると言及しているので…、まあよしとしましょう。

 

第7ステージ

今大会最初の1級山岳を制したのは、逃げていたダヴィデ・バイス

自分の予想がこちら。

総合勢は、強風の影響もあり争いませんでしたね。

まあ、これは仕方がないです。

 

第8ステージ

アップダウンが繰り返される逃げ向きのレイアウト、ベン・ヒーリーが衝撃の独走勝利!

そして自分の予想は…。

ヒーリ~~~!!

50km独走と、「やる気を出す」どころの話ではありませんでした!

いや~、逃げ切りを的中させると嬉しいですね~!

 

第9ステージ

35kmと長距離の個人タイムトライアルながら秒差の争い、僅か1秒差で制したのは…エヴェネプール!

自分の予想がこちら。

キュングは4秒差の4位…。

35kmの個人タイムトライアルで、4秒差の4位とは…接戦にもほどがありますね。

まあ、狙いは悪くなかったという事で…。

 

1週目は、9ステージのうち2ステージ的中!

悪くない結果ですし、ヒーリーの逃げ切りを当てられたので、数字以上に満足度は高いです!

 

2週目

第10ステージ

またしても逃げとメイン集団の追いかけっこになり、逃げ切り勝利を飾ったのはマグナス・コルト

自分の予想がこちら。

グローブスは落車の影響で遅れてしまい、それが逃げ切りを許す要因にもなりましたね…。

そして気づいていなかったんですが、自分はここまでグローブスを推しまくっていますね。

 

第11ステージ

なんだか久々な気がする集団スプリント、勝ったのはパスカル・アッカーマン

自分の予想がこちら。

グローブスは体調不良で大幅に遅れてのフィニッシュに…。

そして、翌日の途中でリタイアとなってしまいました…。

 

第12ステージ

逃げ切り向けの丘陵ステージを制したのは、厳しい展開を最後まで耐え抜いたニコ・デンツ

自分の予想がこちら。

無事に逃げに乗ったファンウィルデルですが、残念ながらデンツを含む数人の抜け出しを許してしまいました。

まあしかし、スーダル・クイックステップは離脱者が続出する中、ファンウィルデルはこの日も含めてよく頑張りましたね。

 

第13ステージ

悪天候でコース短縮になった山岳ステージ、逃げ切り勝利を飾ったのはエイネルアウグスト・ルビオ

自分の予想がこちら。

総合争いは、ほぼ何もなく…。

ここまで、山岳ステージで総合争いがほぼ何も起こっていないのは、相当珍しいケースだと思います。

 

第14ステージ

集団スプリントが予想されていたステージ、まさかの逃げ切りを決めたのは今大会2勝目となるデンツ

自分の予想がこちら。

1級山岳が登場するとはいえ、この日のレイアウトで逃げ切りが決まるとか、予想するの難しすぎやしませんか…?

メイン集団は、連日の雨とかなりの数の選手のリタイアで、こちらの想像以上に力を失っていたようです。

 

第15ステージ

これまた逃げ切りに適した中級山岳ステージ、制したのはブランドン・マクナルティ

自分の予想がこちら。

残念ながらファンウィルデルは逃げなかったですね。

もう一人名前を挙げていたヒーリーが2位だったので、惜しかった…かもしれません。

 

2週目は、正解がゼロ…。

う~ん、6ステージのうち5つが逃げ切りだと、難易度は相当高かったと思います…。

 

3週目

第16ステージ

やっと幕を開けた総合争い、山頂フィニッシュを制したのはアルメイダ

自分の予想がこちら。

遅れていくログリッチを見ながら「嘘でしょ…」と思っていました…。

このツイートをした時点では把握していなかったんですが、ログリッチは2週目の落車によるダメージが結構大きかったみたいですね。

 

第17ステージ

流石に集団スプリント待ったなしな下り基調レイアウト、勝ったのはアルベルト・ダイネーゼ

自分の予想がこちら。

ミランは何と、これが4回目のステージ2位。

その爆発力と同時に、位置取りの未熟さが露呈した大会でもありました。

 

第18ステージ

ドロミテ山塊3連戦の初戦、山頂フィニッシュで逃げ切ったのはフィリッポ・ザナ

自分の予想がこちら。

ピノはザナとのマッチスプリントに敗れての2位…。

これは悔しかったです…。

 

第19ステージ

ドロミテ山塊3連戦の2戦目、今大会のクイーンステージを制したのは逃げていたサンティアゴ・ブイトラゴ

自分の予想がこちら。

総合勢で最も強かったのはログリッチでしたが…。

なんだか、今大会は逃げ切りかどうかをやたら外していますね…。

 

第20ステージ

注目されていた超高難易度山岳個人タイムトライアル、グリッチが魂の激走でステージと総合両獲り…!

自分の予想がこちら。

グリッチ…!!

調子の上げ方と前日の走りから、これは割と自信をもって予想していました。

それにしても…本当にすごい走りでしたね。

今思い返しても痺れます。

 

第21ステージ

トーマスによるアシストという劇的すぎる展開から、マーク・カヴェンディッシュが勝利…!

自分の予想がこちら。

ミラン疲労が限界だったのか、残念ながら失速していましたね。

まあこの日に関しては、カヴェンディッシュとトーマスを称えましょう!

 

3週目は、6ステージのうち1つ的中!

あの第20ステージをしっかり当てられたので、何と言いうか…一安心です。

 

これで、全21ステージを終えて…正解は3つ!

まあ、数字としては可もなく不可もなく…。

開幕前には予想されていなかったステージでも逃げ切りが多発して、正直なところ結構苦戦しましたが、その中でヒーリーの逃げ切りをバシッと正解したのは良かったと思います。

ただ、山岳ステージでの正解が無かったんですよね…。

いやまあ、そもそも山岳ステージで総合勢が勝ったのが第16ステージのアルメイダのみなので、致し方ない部分はあるんですが…。

なんにせよ、もう少し頑張りたいところですね。

 

難しかった割には頑張った?

改めて振り返ると、4賞予想が悪くなかった上で、ステージ予想もそこそこなので、全体的にはまずまずと言ったところでしょうか。

はっきり言って、離脱者が多かったこと、そして展開もかなり意外なものが多かったことで、難易度は相当高かったですが…。

その中でこの結果は、まあ最大限頑張れたかなという思いもあります。

 

さあ、ジロが終わって…、次はツールですね!

予想が自分の観戦の中心という事は決してないですが、やはりこういった予想は楽しく、そして堅苦しい言い方をすればとても勉強にもなるので、今後も続けていく予定です。

皆さんもぜひ、緩~くていいと思うので、楽しみながら予想なんかをしてみて下さい!

 

それでは、また!