ツール・ド・フランス
遅くてごめんね ツール閉幕から1週間以上経ってしまい、パリオリンピックが盛り上がっているような状況ですが…、ツール予想の振り返りをやっていきたいと思います。 一応言っておきますと…忘れていた訳では無く、少し忙しかったので、こんなタイミングになっ…
最後の最後まで…! 第21ステージは、モナコを出発してニースにフィニッシュする、登り要素の強い33.7kmの個人タイムトライアル。 最終日がスプリントではないのは35年振り、そしてパリがフィニッシュ地点でないのは、なんとツール史上初。 異例づくしの最終…
戴冠式前日、王者の証明 第20ステージは、2級・1級・1級・1級と山岳を登る、これまた難易度の高い山岳ステージ。 翌日の最終ステージは個人タイムトライアルなので、ラインレースはこの日が最後だ。 まずはスタート直後の2級山岳、逃げ切りを目指す先頭集団…
王者の攻撃 第19ステージは、ヴァルス峠(登坂距離18.8km・平均勾配5.7%)にボネット峠(登坂距離22.9km・平均勾配6.9%)と2つの超級山岳を越えて、1級山岳イゾラ2000(登坂距離16.1km・平均勾配7.1%)へとフィニッシュする、今大会の最難関ステージ。 総合…
「元・世界最速の男」 第18ステージは、5つの3級山岳が登場する、今大会随一の逃げ切り向けステージ。 そして、翌日以降は総合争いの舞台になりそうなので、この日が最後の逃げ切りのチャンスか。 アタック合戦の末に出来上がった逃げ集団は、やはり36人とか…
「勝負所」への嗅覚 第17ステージは、スタートから約120kmは緩い登り基調、そして終盤には2級・1級・3級と3つのカテゴリー山岳が登場する、なんとも難易度が分かりにくいレイアウト。 ガチガチの総合争いが発生するには少し緩いように感じるので、クライマー…
やっぱり強いなぁ…! 休息日明けの第16ステージは、コース中盤の起伏以外は平坦な、スプリンター向けなレイアウト。 今大会は最終日がシャンゼリゼでのスプリントではないので、この日が最後のスプリントステージに。 今大会これまでのスプリントステージと…
決戦の地プラトー・ド・ベイユ 第15ステージは、4つの1級山岳を越えて、最後は超級山岳プラトー・ド・ベイユにフィニッシュする、今大会屈指の難関ステージ。 フィニッシュにそびえるプラトー・ド・ベイユは、登坂距離15.8km・平均勾配7.9%と、超級に相応し…
いつどんな時も、自分のスタイルで 第14ステージは、ピレネー山脈2連戦の初戦となる、難関山岳ステージ。 コース中盤で超級山岳トゥールマレー(登坂距離19km・平均勾配7.4%)を越えて、2級山岳を経てから超級山岳プラ・ダデ(登坂距離10.6km・平均勾配7.9%…
これまた強い勝ち方…!! 第13ステージは、終盤に2つの4級山岳を中心とした連続の起伏が登場するけれども、そこまで難易度は高くないように見えるレイアウト。 個人的な感覚としては、集団スプリント6割、逃げ切り2割、終盤の飛び出し2割…ぐらいかな。 この…
完全に本物 第12ステージは、細かい起伏がそれなりに登場するけれども、集団スプリントになる可能性が高そうなレイアウト。 スプリントチームがもっと疲弊している3週目だったら、逃げ切りも十分あり得る…ぐらいの難易度な気がする。 この日逃げを選択したの…
復活、そして反撃の狼煙 第11ステージは、終盤50kmに2級・1級・2級・3級と4つのカテゴリー山岳が詰め込まれた、中央山塊を舞台とする山岳ステージ。 山頂フィニッシュではないけれども、獲得標高は4,000mを超え、1級山岳ピュイ・マリー(登坂距離5.4km・平均…
本領発揮 2週目の幕開けとなる第10ステージは、カテゴリー山岳が一つも無い、ど平坦なレイアウト。 一応、「横風分断のリスクあり」という情報もあるけれども…まあ十中八九スプリント決着でしょう~。 スタートしてから、選手たちは驚くほどのスローペースで…
ワールドチーム所属経験なしの30歳 1週目の締めくくりとなる第9ステージは、4つの4級山岳と14もの未舗装路区間が登場する、まるで「ストラーデ・ビアンケ」の難易度を少し落としたようなレイアウト。 逃げ切りや中盤以降の抜け出しだけでなく、僅かながら集…
マイヨ・ヴェールに向かって! 第8ステージは、長い登坂はないけれども細かい起伏が絶え間なく続く、なんとも難易度を読みにくいレイアウト。 一応、集団スプリントの可能性が高そうだけれども、ラスト1kmが若干の登り勾配ということもあり、重量級のスプリ…
掛け値なし、別格の「ビッグ4」 第7ステージは、少し登りの要素もある25.3kmという、中距離の個人タイムトライアル。 注目は、総合争いの「ビッグ4」。 タデイ・ポガチャル(UAEチームエミレーツ)、ヨナス・ヴィンゲゴー(チーム・ヴィスマ・リースアバイク…
オランダチャンピオンのトップスピード 第6ステージは、スタート直後に4級山岳が登場する以外は起伏がほぼ登場しない、前日に続いて集団スプリントになるのが確実なレイアウト。 逃げるメリットが少なすぎて、逃げが無いまま集団が一塊で進む時間が長い中、…
「マン島の超特急」の終着駅 イギリスはマン島出身のスプリンター、マーク・カヴェンディッシュ。 アスタナ・カザクスタンチームに所属する39歳の大ベテランは、本来は昨年末を予定していた引退を、1年延長して今回のツールに挑んでいた。 目標は当然、歴代…
まずは…ガリビエ峠 第4ステージは、標高2,642mを誇る超級山岳ガリビエ峠を越える、今大会最初の難関山岳ステージ。 ガリビエ峠は登坂距離23km・平均勾配5.1%というレイアウト以上に、空気が薄くなる標高と、山頂に近づくほど厳しくなる勾配が、間違いなく総…
エリトリアの星 第3ステージは、今大会最長の230.8kmを駆け抜ける平坦ステージ。 豪華メンバーが揃ったスプリンター陣、真っ先に勝利を手に入れるのは誰になるか。 厳しすぎる設定だった第1・第2ステージの影響か、スタートから逃げが生まれない展開に。 150…
美しきサンルーカの激坂 第2ステージは、ジロ・デッレミリアに登場することで有名なサンルーカの激坂(登坂距離1.9km・平均勾配10.4%・最大勾配20%)が、終盤に2度登場するレイアウト。 これは…早くも総合勢にタイム差が付く可能性があるかも? スタート直後…
「最後のツール」で…! ツール・ド・フランス2024は、史上初となるイタリアでの開幕! その第1ステージは、フレンツェをスタートする206kmの丘陵ステージ。 7つのカテゴリー山岳が登場して、獲得標高は3,600m以上…!? 恐らく、史上最も厳しいレイアウトの第…
スケジュールが… さあ、今年もロードレース界最大のイベント、ツール・ド・フランスの時期がやってきました! いつも通りテンションを上げて予想記事を書こうと思っていたのですが、なんとこのタイミングでガッツリと風邪をひいてしまいまして…。 なかなか記…
4賞予想とステージ予想のギャップ ヨナス・ヴィンゲゴー(ユンボ・ヴィスマ)の2連覇となった、ツール・ド・フランス2023。 ヴィンゲゴーとタデイ・ポガチャル(UAEチームエミレーツ)によるバチバチの勝負が面白かったのと同時に、総合争いにおけるヴィンゲ…
あっという間?永遠のよう? 今年も、この日がやってきた。 ツール・ド・フランス、最終第21ステージ。 パリ、シャンゼリゼへの凱旋。 開幕からフルスロットルで、あまりにも濃密だった3週間は、まるで一瞬で過ぎ去っていったようなスピード感であると同時に…
本日もまた、エモーショナルなロードレース日和 第20ステージは、2級・2級・2級・3級・1級・1級と、133.5kmの短い距離に6つものカテゴリー山岳が詰め込まれた、かなりの難易度を誇るレイアウト。 恐らく主催者側の意図としては、総合優勝を懸けた最後の争い…
これまた何という展開…! 第19ステージは、カテゴリー山岳は4級と3級がそれぞれ1つずつだけれども、結構細かいアップダウンが続く、何とも形容しにくいレイアウト。 集団スプリントの可能性もあれば、逃げ切り勝利、はたまた残り28km地点の3級山岳(登坂距離…
窮狼、集団を嚙む 衝撃の山岳2連戦を終えた選手たちを迎えるのは、4級山岳が2つ登場するだけの平坦ステージ。 ここ数年、グランツール3週目の平坦ステージでは、疲弊したメイン集団が逃げ切りを許す展開も結構あるけれども、流石にこのレイアウトは難易度が…
こんな日もある 衝撃のタイムトライアルに続くのは、超級山岳ロズ峠が登場し、獲得標高が5,405mにもなる今大会の最難関ステージ。 登坂距離28.1km・平均勾配6%というロズ峠の本領は、山頂まで残り11kmを切ってから。 11kmの平均勾配は8%強、特にラスト4km…
人智を超えた走りを目の当たりにした ロードレース観戦を開始して4年半。 「衝撃的」と評するほど、強く記憶に刻まれている個人タイムトライアルは、3つある。 まずは2019年ツール第13ステージ、ジュリアン・アラフィリップ(スーダル・クイックステップ)に…