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【レース感想】ツール・ド・フランス2024 第2ステージ

美しきサンルーカの激坂

第2ステージは、ジロ・デッレミリアに登場することで有名なサンルーカの激坂(登坂距離1.9km・平均勾配10.4%・最大勾配20%)が、終盤に2度登場するレイアウト。

これは…早くも総合勢にタイム差が付く可能性があるかも?

 

スタート直後にすんなりと形成された逃げは、山岳賞ジャージを着るヨナス・アブラハムセン(ウノエックス・モビリティ)などを含んだ11人。

総合争いに影響を与える選手がいない逃げに対して、メイン集団は最大で9分以上のタイム差を容認。

このまま逃げ切り確定な展開…かと思いきや、残り50kmを切った辺りからメイン集団は急激にペースアップを開始して、タイム差は一気に縮まっていく。

ただ、流石に与えたタイム差が大きすぎたこともあり、先頭集団がなんとか逃げ切れそうな形勢で、サンルーカの登りが2度登場する周回コースに入っていく。

 

ステージ勝利を決める動きがあったのは、2度目のサンルーカの登り。

今シーズン、同じく激坂として名高いラ・フレーシュ・ワロンヌで2位に入ったケヴィン・ボークラン(アルケア・B&Bホテルズ)がアタックを仕掛けると、ライバルを振るい落とすことに成功!

40秒以上のリードを作って単独で頂上を通過、その後の下りと平坦も順調にこなしていく!

最後は力強いガッツポーズを見せながらのフィニッシュ!!

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激坂で違いを見せつけた!!

ヴォークラン、初出場のツールで鮮やかなステージ勝利!!

この日のレイアウト…サンルーカの激坂が自分に向いているのをしっかりと活かして、力で真正面から勝利を掴み取ったその強さ!

地元フランス出身の23歳、今後が楽しみだ。

 

そしてメイン集団も、2度目のサンルーカの登りで動きが…!

UAEチームエミレーツがアダム・イェーツの牽引で集団を絞り込むと、そのままエースのタデイ・ポガチャルがアタック!

この動きに反応できたのは…ディフェンディングチャンピオンのヨナス・ヴィンゲゴー(チーム・ヴィスマ・リースアバイク)だけ!?

やはり、この2人が別格なのか…?

頂上を越えてからは協調してローテーションを回すこの2人を追いかけるのは…レムコ・エヴェネプール(スーダル・クイックステップ)とリチャル・カラパス(EFエデュケーション・イージーポスト)。

カラパスが全くと言っていいほど前を牽かず、ほぼエヴェネプールの一本牽きだけれども、じわじわと前方の2人に迫り…残り300mを切った辺り、本当にギリギリのところで追いつくことに成功。

これで、ポガチャル、ヴィンゲゴー、エヴェネプール、カラパスの4人は同タイムのフィニッシュに。

そこから23秒遅れで、メイン集団もフィニッシュ。

総合首位のロマン・バルデ(チームDSM・フェルメニッヒ・ポストNL)は、その座をポガチャルに明け渡すことになってしまった。

そして多くの総合勢の選手…プリモシュ・ログリッチレッドブル・ボーラ・ハンスグローエ)、カルロス・ロドリゲス(イネオス・グレナディアーズ)、サイモン・イェーツ(チーム・ジェイコ・アルウラー)、ペッリョ・ビルバオバーレーン・ヴィクトリアス)なども、当然23秒のタイムを喪失。

まだ始まったばかりのツール、ここからどう動いていくのか。