レース感想
怪物の一撃! ヨーロッパのレースシーンに春を告げる「ラ・プリマヴェーラ」ことミラノ~サンレモ。 シーズン一つ目のモニュメントという事で、当然各チームから精鋭が集結! またしても必殺のダウンヒルが炸裂するか、昨年の覇者マテイ・モホリッチ(バーレ…
見事な復活! イタリア半島を横断する、「2つの海を繋ぐレース」ティレーノ~アドレアティコ。 並行開催のパリ~ニースに劣らず、やはりこちらもかなり豪華なメンバーが集結! 総合勢は、プリモシュ・ログリッチ(ユンボ・ヴィスマ)、エンリク・マス(モビ…
絶対王者の力 まだ冬の寒さを感じさせるパリをスタートし、フランス南部ニースを目指す「太陽に向かうレース」ことパリ~ニース。 毎年かなり豪華なメンバーが集まるレースだけれども、今年の目玉は何と言ってもヨナス・ヴィンゲゴー(ユンボ・ヴィスマ)と…
ダウンヒルの申し子 イタリアはトスカーナ州の田園地帯を舞台に、セクターと呼ばれる11か所の未舗装路区間が美しくも激しいレースを生む「白き道」ストラーデ・ビアンケ。 歴史は浅いながらも注目度の高いこのレース、残念ながら前年の覇者タデイ・ポガチャ…
真夏のワールドツアー開幕戦! いよいよ幕を開けたロードレースシーズン、ワールドツアーの初戦は真夏のオーストラリアで行われるツアー・ダウンアンダー! 新型コロナウィルスの影響で3年振りの開催となるこの大会には、地元オーストラリア出身の選手を多く…
初めての現地観戦! 2019年以来、3年振りの開催となった「さいたまクリテリウム」! ヨナス・ヴィンゲゴー(チーム・ユンボ・ヴィスマ)などのツール・ド・フランス出場メンバーを中心に、世界のトップ選手が集まってレースを行うこのイベント。 今まで中継…
画面越しにも伝わってくる「熱」 日本唯一のUCIプロシリーズレース、ジャパンカップが3年振りの開催! 現地観戦をしてみたい気持ちもあったけれども、スケジュールの都合(釧路から行くのはなかなか大変…)で今回は残念ながら断念する事に(11月の「さいたま…
モニュメントに相応しい激熱なマッチアップ!! モニュメントの一つ、「クライマーズ・クラシック」ことイル・ロンバルディア。 前年と違いベルガモをスタートしてコモ湖へとフィニッシュするレイアウト…なんだけれども、今までのコモ湖フィニッシュと決定的…
史上4人目の快挙!! オーストラリアはウロンゴンで開催されるUCIロードレース世界選手権2022。 男子エリートのコースレイアウトは、マウント・ケイラ(登坂距離8.7㎞・平均勾配5.7%)を越えて、ウロンゴン・シティ周回を12周する266.9km。 ウロンゴン・シテ…
最後の最後まで見逃せない結末! いよいよやってきたブエルタの最終ステージ。 昨年と違い、2年ぶりにマドリード周回コースでのラインレースでの開催に。 パレードランからの平坦スプリント、やはりグランツールはこうでなくては。 スタート前、今シーズン限…
最終決戦 総合争い最後の舞台となる第20ステージは、1級・2級・2級・1級・1級と5つものカテゴリー山岳を越えていき、獲得標高が4000m近くにもなる高難度なレイアウト。 現在、総合首位のレムコ・エヴェネプール(クイックステップ・アルファヴィニル)と総合…
2級山岳と頼れる仲間 2級山岳プエルト・デル・ピエラガを含む周回コースを2周する、中級山岳ステージ。 ピュアスプリンターには厳しいけれども、山頂からフィニッシュまでが長い事も含めて総合争いが巻き起こる厳しさはない、逃げ切り向けのレイアウト…だと…
王座への道 中盤に2級山岳を登った後に、1級山岳アルト・デル・ピオルナルを違うルートで2度登る山岳ステージ。 「違うルートで2度登る」と言いつつ、そのプロフィールは1度目が登坂距離13.6km・平均勾配5%、2度目が登坂距離13.3km・平均勾配5.6%と、正直な…
根性、根性、ド根性! またまたやってきた「平坦ステージに登りフィニッシュを添えて」という、ブエルタらしさ全開のレイアウト! …と言うか、この日のレイアウトは全体的に結構アップダウンがあって、そもそも丘陵ステージで良い気もするけれども…細かい事…
リスクと代償 3週目の初日は、全体的に平坦基調が続いた後、最後は若干の勾配を駆け上がる「登れるスプリンター」向きのレイアウト。 穏やかな序盤から激熱のフィニッシュへ、平和でありつつ満足度も高いレースになる、そんな日のはずだったのに…「事件」が…
超級シエラネバダ 1級山岳アルト・デル・プルシェを越えて、今大会唯一の超級山岳であるシエラネバダにフィニッシュする最難関ステージ。 まずアルト・デル・プルシェが10%前後の勾配が続く難関、直後に始まるシエラネバダは登坂距離19.3㎞・平均勾配7.9%、…
綻び、しかし傷は最小限 今大会の山場と目される山岳2連戦の初戦、フィニッシュで待ち受けるのは1級山岳シエラ・デ・ラ・パンデラ(登坂距離8.4㎞・平均勾配7.8%)。 登坂全体のレイアウト以上に、ポイントになりそうなのは度々登場する急勾配区間。 果たし…
圧巻の登りスプリント!! 公式には平坦カテゴリー、実際に多少のアップダウンもありつつ全体的には平坦基調なんだけれども、フィニッシュの登り勾配がなんとも悩ましいレイアウト。 ピュアスプリンターではなく、登れるスプリンターやスプリント系パンチャ…
強者の矜持 大会前、「平坦with登りフィニッシュ」という公式による謎の表現が物議を醸した、ある意味ブエルタらしさが詰まった問題のステージ。 「登坂距離19㎞・平均勾配6.7%の1級山岳でフィニッシュなら、山岳ステージでいいんじゃないの…?」という疑問…
トレインの力で違いを見せろ! 若干の起伏はありつつも、全体的には平坦基調で集団スプリントが期待されるレイアウト。 ラスト4kmほどは海岸沿いを直進するので、高速域のレース展開の中でどれだけいい位置をキープできるのかがカギになりそう。 レース開始…
この勢いは誰にも止められない! 2週目の幕開けは、30.9kmの平坦基調というスペシャリスト向けの個人タイムトライアル。 総合首位のレムコ・エヴェネプール(クイックステップ・アルファヴィニル)にとっては、ライバルを更に突き放す絶好の好機だ。 序盤の…
超激坂でも揺るがないその走り 1週目の最終日は、2級・1級・3級・3級と4つのカテゴリー山岳を越えてから、超激坂とでも呼ぶべき1級山岳レス・プラエレスへとフィニッシュするレイアウト。 登坂距離3.9kmと短いながら、平均勾配12.9%、最大勾配24%というとん…
まさに絶好調!! スタート直後の2級山岳など5つのカテゴリー山岳を越えて、最後は1級山岳コリャウ・ファンクアヤ(登坂距離10.1㎞・平均勾配8.5%)へとフィニッシュするレイアウト。 1級山岳コリャウ・ファンクアヤは、最大勾配19%、そしてラスト3kmは常に1…
変わったレイアウトでの鬼ごっこ 序盤は平坦基調、中盤に1級山岳(登坂距離22.4km・平均勾配5.5%)、そこからあまり下らずにまた平坦基調と、あまり見た事がないパターンのレイアウト。 1級山岳でスプリンターが生き残れるのか、脱落した場合に長いダウンヒ…
期待を上回るその強さ 第6ステージは、いよいよブエルタ開幕といった感じの山岳ステージ。 残り35km地点の1級山岳コラーダ・デ・ブレネス(登坂距離6.8㎞・平均勾配8.2%)を越えて、1級山岳ピコ・ハノ(登坂距離12.6㎞、平均勾配6.55%)へとフィニッシュする…
今大会初の逃げ切り勝利を掴んだのは… 前日と同じく、バスクらしいアップダウンが特徴の丘陵ステージ。 終盤は周回コースになっていて、2回登る事になる2級山岳(登坂距離4.6km・平均勾配8%)と、そこからのダウンヒルがポイント。 逃げ切りも、小集団の抜…
ケガの影響など微塵も感じさせない強さ! オランダでの3日間を終え、スペイン初日はバスク地方らしいアップダウンが特徴の丘陵ステージ。 絞り込みが掛かってからの登りフィニッシュ(ラスト800mは平均勾配10%)は、果たしてどのような展開を作る事になるの…
文字通り「頭一つ抜けた」強さ オランダ開催最終日は、前日以上にフラットな超平坦ステージ。 一応4級山岳が1つあるけれども、登坂距離330m・平均勾配3.7%の「起伏」を4級山岳と言い張るその姿勢…嫌いじゃないよ。 アクチュアルスタート直後に飛び出した選…
2年振りのグランツール勝利! オランダ開催2日目は、小さな4級山岳が1つあるだけという、前日に続いて平坦な国オランダを象徴するかのようなレイアウト。 集団スプリント待ったなし、果たして誰が制するのか。 アクチュアルスタートから間もなく、ユリウス・…
久しぶりのチームタイムトライアル! シーズン最後のグランツール、ブエルタ・ア・エスパーニャが開幕! 開幕から3日間はオランダでの開催、その第1ステージはグランツールでは3年振りとなるチームタイムトライアル! 驚くほど真っ平なレイアウトの23.3km、…