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ジロ・デ・イタリア2022 予想の答え合わせ

今回の予想は難しかった…

ジロ・デ・イタリア2022は、ジャイ・ヒンドレーによる劇的な逆転勝利で幕を閉じました。

総合上位勢の力が拮抗していて動きが無い…と思わせてからの大逆転劇、とても痺れましたね。

そんな予想を裏切るような展開だった訳ですが…果たして自分の予想の的中率はどうだったでしょうか?

今回も振り返っていきたいと思います。

 

余談ですが、昨年まで「素人予想の振り返り」としていた記事タイトルは…なんだか野暮ったいのでシンプルに「予想の振り返り」に変更しました。

決して「素人ではなく玄人になった」などの意味はありませんので…。

 

4賞予想

まずは、総合争いも含めた4賞の予想から見ていきましょう。

自分の予想がこちら!

的中具合は…

 

総合争い

本命:リチャル・カラパス → 総合2位

対抗:サイモン・イェーツ → 第17ステージ途中でリタイア

穴:ロマン・バルデ → 第13ステージ途中でリタイア

大穴:ジョアン・アルメイダ → 第18ステージ出走前にリタイア

 

ポイント賞:マチュー・ファンデルプール → 4位

山岳賞:アッティラ・ヴァルテル → 34位

ヤングライダー賞:ジョアン・アルメイダ → 第18ステージ出走前にリタイア

 

…か、壊滅的…。

一応、総合の本命に挙げたカラパスが総合2位に入ってはいますが、これは「惜しかった」ではなく「外した」ニュアンスの方が断然大きいですよね…。

というか、リタイアしすぎですよ。

総合で挙げた3人が途中リタイアとか、正直言ってどうしようもありません…。

その上で、山岳賞とか掠りもしていませんし…。

史上まれにみる大外しっぷりでした…。

 

ステージ優勝予想

逃げ切りがやたらと多かった今大会、正直なところ逃げ切りは予想が当たりにくいのですが…。

サクッと21ステージ分を振り返っていきます。

 

1週目

・第1ステージ

平坦基調からの登りフィニッシュ、ド派手に開幕花火を上げたのはファンデルプール

自分の予想がこちら。

さすがファンデルプール!

こういったレイアウトでは本当に頼りになります(その後のステージで勝つとは言っていない)。

 

・第2ステージ

結構登り要素の比重が大きそうな短めの個人タイムトライアル、制したのはサイモン・イェーツ。

自分の予想がこちら。

デュムランもステージ3位と悪くはなかったですが…サイモン・イェーツの出来が素晴らしかったですね。

 

・第3ステージ

今大会最初のスプリントステージは、マーク・カヴェンディッシュが昨年の好調を継続させての勝利!

自分の予想がこちら。

デマールの爆発はもう少し後でした…。

 

・第4ステージ

早くもエトナ山頂フィニッシュとなる本格山岳ステージ、逃げ切りの名手レナード・ケムナが本領を発揮しての勝利!

自分の予想がこちら。

セペダは昨年に続いて「前哨戦では調子が良いけれどもジロでは全く振るわない」という、なんとも歯痒い走りでした…。

結構期待しているんですけどね…。

 

・第5ステージ

途中の山岳でふるい落としもあった集団スプリントは、ふるい落としから復帰したルノー・デマールが勝利!

自分の予想がこちら。

ユアンは登坂の途中という最悪のタイミングでのメカトラによって遅れたそうです…。

 

・第6ステージ

2日続けての集団スプリント、勝利したのはまたしてもデマール

自分の予想がこちら。

なかなかスプリントステージの予想が噛み合わないですね…。

 

・第7ステージ

逃げ切り向きの山岳ステージ、強者揃いの先頭集団で勝利を掴み取ったのはクーン・ボウマン!

自分の予想がこちら。

今大会密かに期待していたフェリックス・ガルですが、総合もイマイチな上に積極的に逃げに乗る訳でもなく…。

 

・第8ステージ

ワンデーレースのような展開になった逃げ向けステージ、「逃げ職人」トーマス・デヘントが上手さと強さを見せつけての見事な勝利!

自分の予想がこちら。

昨年のブエルタ・ア・エスパーニャではやりたい放題に暴れ回ったマグナス・コルトですが、今大会はずっと低調でした…。

 

・第9ステージ

総合の絞り込みが掛かった山頂フィニッシュ、制したのはヒンドレー

自分の予想がこちら。

今思えば、大会を通じてカラパスよりもヒンドレーの調子が良かったという事を示唆するリザルトですよね。

そして、実はこのステージが(第2ステージの個人タイムトライアルを除けば)今大会唯一の総合勢によるステージ勝利という…。

 

1週目は、9ステージ中正解は1ステージ。

ファンデルプールに救われました。

 

2週目

・第10ステージ

中盤以降の厳しい展開を生き残り、スプリントを制したのはビニヤム・ギルマイ

自分の予想がこちら。

スプリンターには酷な展開でした…。

 

・第11ステージ

ド平坦なスプリントステージ、アルベルト・ダイネーゼがとんでもない加速での差し切り勝ち!

自分の予想がこちら。

デマールは最終コーナーで前を塞がれてしまいました…。

 

・第12ステージ

逃げから飛び出した3人によるスプリントを制したのは、ステファノ・オルダーニ

自分の予想がこちら。

コルトは逃げに乗ったんですが…不発でした。

 

・第13ステージ

結果的に今大会最後の集団スプリントになったステージ、盤石の態勢だったデマールが3勝目!

自分の予想は…

デマール!!

第11ステージでは敗れましたが、信じて良かったです!

 

・第14ステージ

とんでもなく厳しい展開となった丘陵ステージ、総合争いから脱落していたサイモン・イェーツが意地を見せての勝利!

自分の予想がこちら。

とても逃げ切れるような展開では無かった…とか以前に、マウリ・ファンセヴェナントは逃げませんでした…。

 

・第15ステージ

長い2級山岳にフィニッシュする山岳ステージ、勝ったのはイタリアの希望ジュリオ・チッコーネ!

自分の予想がこちら。

逃げ切りという予想は合っていましたが…。

 

2週目は、6ステージ中1つ正解!

ちょっとこの辺りから、「今大会は展開が激しすぎて予想が難しくないか…」なんて思ったりしていました。

 

3週目

・第16ステージ

獲得標高が5,000mを超える難関山岳ステージ、逃げ切りで制したのはヤン・ヒル

自分の予想がこちら。

この辺りから、「接戦になっている総合争いが激化する」という見立てで予想をしています…。

これは…まずい流れですよ…。

 

・第17ステージ

2日連続での山岳ステージ、これまた逃げ切りで勝利を飾ったのはサンティアゴ・ブイトラゴ

連続の逃げ切りに対して、自分の予想は…。

イネオスのチーム力を信じて、カラパスをプッシュし続けています…。

 

・第18ステージ

今大会最後の平坦ステージ、まさかの逃げ切り勝利を挙げたのはドリース・デボント

自分の予想がこちら。

予想ツイートにも書いているように、この日の逃げ切りを当てるのはかなりの無茶なので、まあこれは仕方が無いです。

 

・第19ステージ

2級山岳へとフィニッシュする山岳ステージは、ボウマンが今大会2勝目!

自分の予想がこちら。

逃げ切りという予想までは合っていましたが…。

 

・第20ステージ

チーマコッピを含む超難関ステージ、長距離独走で勝利を挙げたのはアレッサンドロ・コーヴィ

自分の予想がこちら。

逃げ切りはともかくとして、まさかカラパスがバッドデイとは…。

というか、カラパスに拘り過ぎですね、自分…。

 

第21ステージ

中盤に丘を登る個人タイムトライアル、圧倒的なタイムで勝利したのはマッテオ・ソブレロ

自分の予想がこちら。

ファンデルプールはステージ3位だったので決して悪くない予想とも言えますが、選出理由が全くロジカルではないので、これはもはや予想では無いですね…。

 

3週目は、なんと6ステージで正解が0…。

…逃げ切りすぎですよ(涙)。

3週目の山岳ステージで総合勢が1つも勝たない上に、平坦ステージでも逃げ切りが決まるとか、ちょっと難易度が高すぎます…。

 

そして、これで全21ステージが終了して…正解は2つ。

たった2つ…。

ジロは2020年が6つ正解、2021年も5つ正解と、ここまで相性が良かったんですが…。

 

過去最低の結果に…

酷い。

ちょっと今回の結果は酷いです…。

ステージ予想の正解が2つは過去最少、そして4賞予想も壊滅…。

間違いなく、過去最低の結果となってしまいました…。

 

逃げ切りが多かった事は…不可抗力というか、難関山岳ステージでの逃げ切り予想はそもそも予想した選手が逃げに乗るかすら分からない上に、もし予想した選手が逃げても総合勢が飲み込む可能性も高いですから、なかなかリスクが…。

まぁでも、稼げるところで稼げなかったのは間違い無いです。

とりあえず、デマールの爆発を予想できずにスプリントで1つしか稼げなかったのが痛すぎました。

あとは、2つあった個人タイムトライアルがどちらも登りを含んだものだった事も、予想を難しくしていましたね。

今後の課題というか、「当てやすい」ステージの精度をもっと高められるように頑張りたいと思います。

 

最後に、J SPORTSの新企画「サイクル誰クル?」の結果も載せておきます。

985ptの69位と、そこまで悪くはないですが上位とも言えない、なんとも中途半端な順位でした。

ツールではもっと上位に食い込みたいですね…!

 

さあ、次回の予想はいよいよツール・ド・フランスです!

ツイートの予想も「サイクル誰クル?」も、頑張っていきますよ~!

 

それでは、また!