ちょっと「休憩」します
「スーパー世界選手権」が終わり、8/26からはブエルタ・ア・エスパーニャが開幕…というタイミングですが、一つお知らせです。
ブログの更新を、一旦「休憩」します。
具体的には以下の通りです。
- ブエルタの注目選手紹介記事と各ステージの感想記事を書かない
- ブエルタ終了後、予想の振り返り記事は書く予定
- 10月のイル・ロンバルディアやジャパン・カップは感想記事を書く予定
要するに、ブエルタだけ休みます。
仕事との兼ね合いなどを色々考えた結果、これがベストだろうという判断に至りました。
楽しみにされていた方には大変申し訳ありませんが、ご理解いただけると幸いです。
「休む」と言っても、ブログを休むだけで、もちろん観戦は普通にします。
X(旧Twitter)では相変わらず色々投稿しますし、Xのスペースで皆さんとお話しながら観戦する機会を増やしてみようかなとも考えています。
それに関してはまた後日告知しますので、その際はよろしくお願いします。
何はともあれ、ブエルタも楽しんでいきましょう!
ここからは蛇足です
「業務報告」的なものは以上で終了ですが、なぜこの判断に至ったかを知りたい方もいるかもしれないので、蛇足になるとは思いますが色々と書き連ねてみます。
「そういうのはいらない」「ブエルタ書かないことだけ分かれば十分」という方は、ここから先は読まなくて大丈夫ですよ~。
さて…どこから書けばいいですかね?
まあ、今回の判断の理由として大きいのは、やはり時間と労力です。
「夜レースを見る→日中は仕事→帰宅後ブログを書く→夜レースを見る…」という一連のサイクルは、当たり前ですけれども時間的にかなり厳しいものがあります。
はっきり言って、グランツールの3週間このサイクルを回すのは、かなり無茶しているというのが本音です。
実際、リアタイ視聴を断念する日も多々ありますし、残業のせいで記事を書く時間(もしくは気力と体力)が無くなって後回しにすることも多くて、休日に2日~3日分をまとめて書いて何とか間に合わせているような状態になっています。
幸いなことに(?)、独身一人暮らしかつ、転勤族で地方勤務ということで、他にやることが無いからギリギリ成り立っている感じです。
「他にやることがない」も半分嘘で、ブログを始めてから、当然ながら他の趣味などに費やす時間が激減しています。
本当なら(?)野球やサッカーだってもっと見たいですし、積み本や積みCDも溜まっていますし、他にも色々とあるのですが…グランツール期間中は完全に「仕事とロードレースだけ」にしないと成り立ちません。
そのため、「もし他に優先してやらなければいけない事柄が出来たら、まず間違いなく続けられない」と、常々思っていたりします。
現実的な話としては、仕事が今以上に忙しくなったら。
ネガティブな可能性としては、何かしら体調を崩したら。
ポジティブな可能性としては、素敵な出会いがあったりしたら…。
グランツールの感想記事に関しては何かあったらすぐ成り立たなくなる、そんなギリギリの状態だという感覚を抱いています。
そんな中、(旧Twitterで散々つぶやいたのでご存じの方も多いとは思いますが)3月には転勤という大きな環境の変化がありました。
幸い、場所は変わっても業務内容は基本的に同一で、その点の負荷が少なかったのは本当に助かりました。
ただ一つ、問題と言うか、嬉しい悲鳴がありまして…。
具体的な話は避けますが、今後仕事を続けていく上で、「今ここで頑張れるかどうか」がかなり重要になってくる…、そんな状況だったりします。
先月、そんな状況下で突入したツール・ド・フランスは、一応表面上は「いつも通り」にブログを書いていましたが…、スケジュールの問題で今までで一番しんどかったというのが本音です。
もちろん、レースは楽しかったですし、ブログを書くことにも変わらず充実感はありました。
特に気持ちを込めて書いた第16ステージと第17ステージの記事に、いつも以上のリアクションをもらえたのも本当に嬉しかったです。
それでも、「無理をしている」という実感は拭えず、その感覚は「これは、こんなに無理をしてやることなのか?」という、以前から抱いていた疑問を更に大きくしていました。
趣味であろうと何であろうと、何かをやるためには頑張らなければいけない部分だったり、多少無理をした方が楽しめる場面があるのは理解していますが、要するにそこのバランスの問題です。
正直なところ、また同じぐらい「無理をすれば」ブエルタの記事も書けます。
ただ、今回に関しては「総合的に無理をしない方がいいと判断した」ということです。
…なんだか深刻そうにグダグダと理屈を連ねてきましたが、要するに「ちょっとしんどいから一旦休憩」というだけですね。
一応、「もしブエルタも書くとするならば、どうやって書くか」についても、考えてはみました。
一番手っ取り早いのは、記事を「軽く」することでしょう。
これまで書いてきた「レースの展開を可能な限り追いつつ、そこに自分の感想を乗せる」というスタンスは、まあ書くのに結構時間が掛かります。
PCSのLive Statsやcyclowiredのレースレポートで事実関係と自分の記憶を照らし合わせて、勝負に影響のあったシーンはしっかりと見直して、そして自分の言葉でそれを書く…。
スプリントステージや動きが少なかった大逃げで1時間、激しい動きのあった丘陵ステージや総合争いが激化した山岳ステージだと2~3時間ぐらいは掛かっています。
これを「軽くする」方法は、いくらでもあります。
例えば「結果+一言二言の感想」とかにすれば、山岳ステージでも1時間掛からないかもしれません。
ただ…、それだったら極論「自分が書く意味」がないんですよね。
誰でも書けるようなものを書く必要はない(そして書きたくない)ですし、そしてなによりこのブログは「観戦初心者向け」という部分に拘りたいんです(もしかしたらあまり伝わらない拘りかもしれませんが)。
J SPORTSもcyclowiredも、レースレポートの記事はあくまで「ロードレースをある程度以上分かっている人向け」になっています(少なくとも自分にはそう見えます)。
そもそも自分がこのブログを始めた理由として「観戦初心者向けのコンテンツが少なすぎる」という部分が大きく、「観戦初心者がよりロードレースを楽しめるようになるためのコンテンツ」を目指して、「初心者ロードレース観戦日和」というブログ名でスタートしています。
誰が逃げて、どのチームがレースを主導して、どこで誰がどのように仕掛けて、どうやって勝ったのか。
その展開は、何が面白くて、何が熱かったのか。
観戦初心者の方がレースを見た後、自分のブログを読むことでその辺りの解像度が上がり、レースをより面白く感じてもらえるような、そんな文章を自分は書きたいのです。
「どういったものが初心者向けか」については色々な考え方があると思いますが、自分の思う初心者向けとは「丁寧かつ簡潔に可能な範囲内で詳細を追い、それと同時にレースの面白さや熱量が伝わるもの」です。
その理想をどれだけ体現できているかは、当然自分では判断しにくいですが、「間違いなく他にはないコンテンツを続けてきた」という思いはあります。
独りよがりな拘りかもしれませんが、その拘りは大事にしたいと常々思っています。
そういった理由から、「軽めの記事を書いてブエルタもなんとか継続させる」という選択は取りませんでした。
ついでに言うなら、「軽め」のつもりでスタートしたところで、可能な限り「頑張って」書いてしまうのも目に見えていますし…。
きっぱり休むなら休む、その方が分かりやすくて、精神的に良いだろうと思った部分も大きいですね。
広告を貼る訳でもなく、何か大きな目標がある訳でもなく、ただただ「自分の書きたいことを書きたいように」書いてきたこのブログですが、その方針を変更する予定は今後もありません。
もちろん「多くの人に読んでもらえたら嬉しい」という気持ちはありますが、あくまで自分の書きたいものを書いた上で、という話です。
そんな感じで好き勝手に書いているブログですが、それでも読んで下さる方がいるのは、本当に感謝しています。
可能な限り続けていきたい気持ちを強く持っているので、どうか、今後もお付き合い頂けたら幸いです。
完全に「独り言」な文章を最後まで読んで頂いて、ありがとうございました。
これからも、一緒にロードレース観戦を楽しんでいきましょう!
それでは、また!