初心者ロードレース観戦日和

初心者でもいいじゃない!ロードレース観戦を楽しもう!

個人的に印象に残っている2022年の記事を振り返ってみる

今年もありがとうございました

気が付けばもう12月末、2022年が終わろうとしていますね。

自分はロードレースのオフシーズンを、あえてシクロクロスなんかをほぼ見ないでゆったりと過ごしているせいか、なんだか今年のレースもかなり前の出来事だったような錯覚に陥っています。

ツール・ド・フランスがわずか半年前の出来事だというのが、とても不思議な感覚です。

 

そうは言っても、今年も1年間ロードレースを見続けて、そしてブログを書き続けたのは紛れもない事実です。

2021年は110記事で約12,000のページビューでしたが、2022年は121記事で約16,000のページビューと、記事の数は前年比+10%、ページビューは+30%以上と、おかげさまでより多くの方に読んで頂けました。

広告を貼っている訳ではないので実利なんかはありませんが、自分が書いたものがこれだけ読まれているというのは、やはり純粋に嬉しいものです。

本当にありがとうございます。

 

さて、前置きが長くなりましたが、ここからが本題です。

今年は記事を書いていて手応えがあったと言うか、書いていて自分の印象に強く残った記事が、前年より明確に多いと感じました。

と言う訳でタイトルにある通り、そんな書いていて印象に残った記事を振り返ってみたいと思います。

まあ要するに、年に一度の「自分語り」的な内容です。

独り言に近い内容になりますが、是非最後までお付き合い下さい。

 

①初の「コラム」的な記事

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まずはこちら、まだ本格的にシーズンが始まる前に投稿した『ニルス・ポリッツは「主役」となり得るか』。

それまで「レース感想」や「選手紹介」や「初心者向け用語解説」を中心に書いてきましたが、こういった主観の入った論評…いわゆる雑誌のコラムのような内容を書くのは実質初めてだったので、かなり印象に残っています。

本文中でも触れたように、結構早い段階で(2021年の夏ごろには)自分の中にあった思考でしたが、改めて記事のために言語化するのは想像以上に大変でした。

独自性がありつつ、説得力と面白さをどれだけ出せるか、時間をかけて書いたのはいい思い出です。

 

②「絶対に書かなければいけない」という思い

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自分の応援するエガン・ベルナルの事故を受けて、「書かなければいけない」という強い気持ちで書いたのがこの『ロードレースの安全性について考える』です。

誤解を恐れずに言えば、「書きたくない」気持ちもありました。

実際、ベルナルの事故直後はそもそもこんな内容を書ける気持ちにはなれず、事故から1ヶ月近く経ってからの投稿になっています。

それでも、一人のロードレースファンとして、細々とですがブログで何かしらを発信し続けている人間として、そしてベルナルのファンとして、絶対に書かなければいけないと決意して書き上げました。

結果的に515ものページビューと、このブログで(今年1年ではなく、通算で)最も読まれた記事になったのは、書いた甲斐があって本当に嬉しいですね。

 

③深く考えずに見切り発車で始めた企画

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先のことを考えずに開始したTwitterでの投票企画『みんなで決めるMVP」』、その初回記事がこれです。

「こういう企画は他所にも無いし、ちょっと盛り上がれたらいいかな~」ぐらいの本当に軽い気持ちでスタートしましたが、初回から37票と想像以上の人数が参加して下さり、その後もコンスタントに50票前後の投票が集まったので、やってみて本当に良かったです。

また、ただ記事を書いていくだけでなく、こういった企画をやれたのは貴重な経験になりました。

まあ、「グランツールのある月はレーススケジュールがスカスカで実質グランツール投票になる」や「8月と9月に跨るブエルタの扱い」など、少し頭を悩ませる部分もありましたが、盛り上がれたのでよしとしましょう。

もちろん2023年も継続しますので、ぜひご参加ください!

 

④このぐらいのスタンスも「普通に有り」だという気付き

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このイツリア・バスクカントリー2022のレース感想記事、当初はスケジュールの都合もあって書かない予定でした。

それでも、レース内容がかなり面白かったので、「普段より描写を削った『簡易版』感想記事」を書いてみました。

で、書き上げてみると、「あれ?ステージレースならこのぐらいでも十分感想記事として成り立つな…」と気が付きます。

と言うか、今までの感想記事が詳細に書こうとしすぎなきらいがあるのは、実はちょっと自覚はありました。

それでも「いや、初心者(そのレースからロードレースを見始めたような人)向けに丁寧に内容を追う事に意味はある」と考えていましたが、逆に「初心者向けだからこそ『書きすぎない』事が大事」な可能性もありますね…。

まあ、結局は初心者かどうかは関係なく、読む人によってどのくらい詳細を求めるのかは異なるという話だと思いますが、改めて「初心者向け」を標榜している当ブログの根幹を考えるきっかけになりました。

…あ、もしよかったら、コメント欄に「詳細に書く事と簡易的に書く事」についての意見なんかをコメントして頂けると、とてもありがたいです。

 

⑤最高のレースに対して、全身全霊で書き切ったという実感

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2022年最高のレースどころか、ツールの歴史を振り返っても「歴史に残る名レース」と断言できる素晴らしいレースが繰り広げられた、ツール第11ステージ。

この伝説のレースに対して自分ができる事はたった一つでした。

「今、自分が書ける最高のものを書く」、これだけです。

もちろん、初心者にも分かる書き方や略称の使い方など、普段自分で設けているルール通りには書きました。

その上で、難しいことは考えず、自分が素晴らしいと感じた部分をストレートに文章に乗せる、このレースの魅力をひたすらダイレクトに伝える事だけを考えて、この記事を書き上げました。

結果的に、ページビューを稼ぎにくい(普段は100もいかない)グランツールながら149ものページビューになっているのは、自分の力と言うよりレースの力が大きいとは言え、本当に嬉しいですね。

今後もまた素晴らしいレースを目の当たりにした際、それに相応しい文章を書けるように頑張っていきたいと思います。

 

⑥上手く書けたか自信はないけれども…

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33年ぶりに本格的なステージレースとして開催された「女子版ツール」、ツール・ド・フランス・ファム。

当初の予定では、普段女子レースをほとんど見ていない事、そしてこの時期はちょっと仕事が忙しい(ツールは結構無理して書いています…)事もあって、感想記事を書かないつもりでした。

ただ、今年は意外と仕事に余裕があったので、そして前述の「イツリア・バスクカントリー」で『簡易版』感想記事を上手く書けた手応えがあったので、ファムも同じようにトライしてみました。

選手、チーム力、そして力関係なんかの把握がイマイチな事もあって、結構苦労しながらの作業にはなりましたが、なんとかそれなりのもの(?)を書き上げられてよかったです。

深い事や独自性のある内容を書けているかは自信がありませんが、レース自体が素晴らしかったこともあり、書いてみてよかったと素直に思えています。

来シーズン以降、自分ももう少し女子レースを見てみようかなという気持ちになれたのも、一つ収穫ですね(時間の都合などで結局あまり見られない可能性はありますが…)。

 

⑦初の「データ系」記事

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あくまで「初心者向け」を標榜しているこのブログとしては、ロードレースに関する様々なデータは「取っ付きにくい印象を与える」可能性を考えて、意図的に避けてきました。

いきなり「あの場面でファンデルプールが記録した出力は1400W!!」とか書いても、初心者からしたらそれがどれぐらい凄いのか分からない、という話ですね。

そんな中、中継でもよく聞く「世代交代」というフレーズが気になりました。

それこそ、初心者にとっては全く実感が湧かない話ですよね、これ。

という事で書いてみたのが、このブログ初のデータ系記事『世代交代はどのくらい進んでいるのか?』です。

まあ、「データ」とは言いつつ単純に年齢の話なので、初心者も実感を伴いつつ分かりやすい内容になっていると思います。

あと、一昔前の有力選手の名前が登場するので、そっちに興味をもって調べてくれる人なんかもいるかな、という期待があったりもします。

 

色々書いたなぁ

以上7記事、完全に独り言でしたがいかがだったでしょうか?

改めてこうやって並べてみると、今年は割と新しい試みをやってみた1年だったのかなとも思います。

ただ、「印象に強く残っていない」今まで通りの記事が110以上あるのも事実ですね。

まあ、新しい事ばかりやっても仕方がないと言うか、地に足が付いていない感じがするのは避けたいですし、そもそも自分は割と保守的で安定志向の人間だったりします。

基本的にはいつも通りの内容をこなしながらその充実を目指しつつ、また何か思いついた際には新しい事にもトライ出来たらいいかな、ぐらいに思っています。

 

現在、新規記事の更新はしばらく滞っていますが、選手紹介記事の追記を順次行っています。

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今のところ順調に進んでいて、2023年のワールドツアー初戦となるツアー・ダウンアンダーまでには全選手分書き上げる予定です。

2022年の振り返りとして、是非読んでみてください。

そして、2023年も一緒にロードレース観戦を楽しんでいきましょう!!

 

それでは、また!!