今年もよろしくお願いします
明けましておめでとうございます。
相変わらずコロナ禍で世界情勢が安定しなかった2021年を終え、2022年となりました。
ロードレースにおけるコロナ渦の影響は、大規模な中断期間が必要だった2020年と比べれば大幅に軽減されたとは思います。
それでも、中止になるレースがいくつかあったり、感染したためにリタイアする選手がいるなど、まだまだネガティブなニュースが届き続けるような状況でしたね。
新年を迎えて、「オミクロン株による第6波」が明らかに日本にも押し寄せていますが、その影響やダメージが出来る限り少ない事を願うばかりです。
まあ、そこに対して自分のできる事は、自身の感染対策ぐらいです。
あとは、このブログの記事を書き続ける事で、ロードレースファンの方に少しでもポジティブな話題や、盛り上がりなんかを届ける事が出来ればいいな、とは思っています。
本質的にはコロナ渦とは関係ないかもしれませんが、昨年までと変わらぬスタンスで頑張ってブログを書いていきたいと思いますので、今年もよろしくお願いします。
本当の完全復活、そして新たなるステージを目指して
さて、挨拶もほどほどに早速本題に入っていきましょう。
ご存知の通り(?)、自分はエガン・ベルナル(イネオス・グレナディアーズ)のファンです。
他にも好きな選手は多いですが、自分がロードレース観戦を開始した2019年から、ベルナルが一番好きだという事は変わっていません。
2021年のベルナルは、前年のツール・ド・フランス途中リタイアによって低下したであろう自信と周囲からの評価を、ジロ・デ・イタリア総合優勝という鮮やかな結果で取り戻してくれました。
特に、第9ステージ、第14ステージ、第16ステージでの走りを見て、「完全復活」と表現した声も聞こえてきました。
しかし、自分はこの「完全復活」という言葉を、当ブログでベルナルに対して使ってはいません。
理由は単純です。
「ツールで失ったものはツールで取り返すしかないのでは?」と思うからです。
そして更に言えば、新たな王者であるタデイ・ポガチャル(UAEチームエミレーツ)や、そのライバル的存在のプリモシュ・ログリッチ(チーム・ユンボ・ヴィスマ)をツールで正面から打ち負かしてこそ、ベルナルが「王者として復活」、そして新たなステージに立ったと表現できるのではないかと思います。
もちろん、ポガチャルもログリッチもかなり手強く、簡単に勝たせてくれるとは思ってはいません。
そのため、「絶対勝てる!」みたいな事は思っていませんが、「誰が見てもその2人と対等に渡り合えるレベルにある」という事を、改めて証明して欲しいと思っています。
それが今年ならもちろんそれが理想的ですし、数年後でも構いません。
ベルナルはそういう一握りの特別な存在だと、見せつけて欲しいのです。
以上の事を踏まえた上で、今年のベルナルに期待する内容を3つの時期に分けて、そして各ポイントごとに「理想」と「最低限のノルマ」を書いてみます。
当たり障りのないというか、当たり前の内容ばかりかもしれませんが、是非お付き合い下さい。
【1】シーズン序盤(ツール前)
・理想:ワールドツアーのステージレースで、ステージ勝利を挙げつつ総合優勝
・ノルマ:ケガや明確な不調がなく、ツールに向けて順調な調整を行う
2021年、ポガチャルとログリッチはツール前から圧倒的な走りを見せていました。
やはり理想的な話としては、ベルナルもそれと同等の活躍を見せて欲しいところです。
まあ、2018年のツアー・オブ・カリフォルニアや2019年のツール・ド・スイスで「ステージ勝利を挙げつつ総合優勝」は達成しているので、割と達成の可能性が高いとは思います。
もし達成できなくても、「これならツールで戦える」というような手応えを感じさせてほしいですね。
【2】ツール・ド・フランス
理想:ステージ勝利を挙げつつ総合優勝
ノルマ:ポガチャルとログリッチ相手に山岳ではリードを奪い、総合表彰台
理想は単純明快でいいですね。
そう、勝てばいいんです。
タイムトライアル能力に秀でるポガチャルとログリッチに勝つためには、山岳ステージでタイム差を稼ぐ必要があるので、ステージ勝利はほぼ自動的にマストになる筈です。
総合優勝に届かなかったとしても、山岳ステージでリードを奪う事は「2人と対等の存在として認識される」ためには必須でしょう。
逆に、山岳で2人を突き放せない、更に言えば遅れを喫するなんて状態だと…。
万が一そうなったら、きっと自分は心の中で泣いていると思うので、そっとしておいて下さい…。
【3】シーズン終盤(ツール後)
・理想:ブエルタ・ア・エスパーニャで総合優勝、もしくはイル・ロンバルディアで優勝
・ノルマ:大きなケガなどが無いままシーズン終了
ツール後のベルナルの予定はまだ発表されていない…と言うか、ツールの走りや疲労度次第で変わる可能性もあるので、なんとも予想が難しい部分ではあります。
とりあえず、王手を掛けている「グランツール全制覇」を目指してブエルタに出場するか、「クライマーズ・クラシック」と呼ばれるイル・ロンバルディアでモニュメント初制覇を狙うか、この2つがありえそうな大きな目標でしょうか。
まあ、ツールでいい意味で「完全燃焼」していれば、この辺りは「ケガ無く走り切ってくれればそれでいい」というのがファンとしての本音ですね。
元気な姿が見たいのですよ
以上、簡単ですが如何だったでしょうか。
まあ、要するに「元気に走り切ってくれる事」が最低限のノルマであり、それさえできればある程度結果は付いて来ると思っています。
その上で、ツールでポガチャルとログリッチ(そしてその他のライバル)を登坂力で圧倒してくれる事を願っているという感じですね。
ロードレース選手にケガは付き物です。
ましてや、ベルナルは脊椎側弯症に起因する「爆弾」を背中に抱えながら走っています。
応援しているファンとしては、まずは大きなケガが無く、そして自分の持ち味を存分に発揮しながら伸び伸びと走ってほしいところです。
そしてもちろん、ベルナルに限らず全ての選手が無事に走り切る事、落車などがあっても大きなケガに繋がらない事を、新年らしく願掛けしておきたいと思います。
さあ、皆さんはもうすぐ始まるロードレースシーズンへの準備は出来ていますか?
自分は選手紹介の追記をまだ終わっていませんが、予定では1月中には、最悪でもワールドツアー初戦であるUAEツアー開幕までには書き上げるつもりです。
そしてもちろん、今年もワールドツアーを中心に可能な限りレース感想記事を書いていく予定なので、是非一緒にロードレース観戦を楽しんでいきましょう!
それでは、また!!