今年もありがとうございました
もうすぐ2021年が終わってしまいますね。
今年のロードレース界も色々な事がありました。
タデイ・ポガチャル(UAEチームエミレーツ)による圧巻のツール・ド・フランス2連覇、ジュリアン・アラフィリップ(ドゥクーニンク・クイックステップ)のエモーショナルな世界選手権2連覇、マチュー・ファンデルプール(アルペシン・フェニックス)とワウト・ファンアールト(チーム・ユンボ・ヴィスマ)の暴れっぷり、そして当ブログ的にはエガン・ベルナル(イネオス・グレナディアーズ)の劇的な復活劇。
本当に多くの印象的なシーンがありましたが、改めて振り返ってみるとなんだかあっという間だった気もするから不思議なものです。
開設から2年目の当ブログですが、基本的には滞ることなく1年間記事を書き続けてきました。
3週間にわたるグランツールやレースが重なる春のクラシックシーズンに関しては、観戦しながら感想記事を書いていくのはなかなか時間や体力的に厳しい面もありましたが、おかげさまで今年の目標だった「グランツールと全モニュメントの感想記事を書く事」を無事に達成できました。
読んで下さる方がいる事はやはりモチベーションに繋がっているので、皆さんにこの場を借りてお礼を申し上げさせていただきます。
素人が自由気ままに書いているブログに足を運んでいただいて、本当にありがとうございます。
今年1年で100以上の記事を書いてきた結果、12月16日時点で今年のアクセス数は12000以上にもなります。
「1日当たり約35アクセス」という数字は決してものすごく多い訳ではないと思いますが、特に肩書もない素人としてはこの数字でも十分嬉しいです。
広告なんかを張り付けていないこともあり、あまり「アクセス数を増やす事」に拘ってはいませんが、それでもやはり自分が書いたものがこれだけの人に読まれたという事実は、「頑張ってきた甲斐があった」と素直に思います。
さて今回の記事では、当ブログの記事の中で「今年アクセス数の多かった記事トップ3」をジャンルごとに紹介したいと思います。
最も記事数の多い「レース感想」、本当はもっとたくさん書きたい「選手紹介」、ある意味最も当ブログらしい「初心者向け用語解説」、そして「その他」、以上4ジャンルから合計12記事を紹介します。
とても納得感のある部分もあれば、集計してみてかなり意外だった部分もあり、個人的にはなかなか興味深い結果となりました。
需要があるのかは謎な記事ですが、年末なのでこういった総まとめ的なものを書きたくなったので、是非最後までお付き合いください。
レース感想
まずは最も記事数の多いレース感想からいってみましょう。
自分のスケジュールの都合でレース終了から間が空いてしまう場合もあり、大きなレースでもアクセス数が意外に伸びない場合があったりしますが、果たして結果にどう影響したでしょうか。
3位:ロンド・ファン・フラーンデレン(95アクセス)
3位は「クラシックの王」ことロンド・ファン・フラーンデレン!
王らしく1位とはなりませんでしたが、モニュメントの中では堂々のトップです。
レース展開的にも、カスパー・アスグリーン(ドゥクーニンク)がファンデルプールをスプリントで破るという結果だけでなく、そこまでの展開もかなり熱くて本当に素晴らしいものだったので、高順位も納得です。
2位:ツール・ド・ラ・プロヴァンス(99アクセス)
2位は、なんとワールドツアーではなくプロツアーのツール・ド・ラプロヴァンス!?
今回の集計で一番驚いた結果でした…!
ベルナルが復活の兆しを見せてくれて個人的には思い入れのあるレースですが、何故これだけアクセスがあったのか、正直よく分かりません。
強いて理由を探すなら、ワールドツアー開幕前で「競合」するレースがなかったから、とかですかね?
ちなみに、この記事がアクセス数を稼いだので、「あれ?何故だか分からないけど今年はかなりアクセス数が伸びる?」なんて勘違いをしたりもしました…。
1位:東京オリンピック男子ロードレース(169アクセス)
1位は東京オリンピック男子ロードレース!
これは納得の結果ですね!
オリンピックという事で普段はロードレースに興味の無い方(もしくは「感想」を読んだりしない方)も読んで下さったようで「新規アクセス」がかなり多く、アップ直後から明らかにアクセス数の伸び方が違いました。
秀逸なコース設定のおかげでレース自体が熱い展開だっただけでなく、見慣れた日本の風景が空撮で美しく映し出されていた事も話題となっていたようですし、やはりオリンピックという祭典の影響は大きかったですね。
以上、レース感想のトップ3でしたが、グランツール(特にツール)が入っていない事を意外に感じた方も多いかもしれません。
ただ、ぶっちゃけると…グランツールはアクセス数があまり伸びません。
ツール最終ステージはそれなりに伸びますがそれでも6位(91アクセス)ですし、次点がジロ第9ステージ(10位、66アクセス)、その次がツール第8ステージ(12位、62アクセス)となっています。
注目を集めたはずのジロ第9ステージ(ベルナルのグラベル激走フィニッシュ)やツール第8ステージ(ポガチャルによる歴史的「虐殺」)でこの程度ですから…、他のステージなんかはまあ伸びていません。
…グランツール中は皆さんスケジュール調整が大変という事なんですかね?
ただ、他のレースと比べてやはり「新規」の方が多く、そういった方はそのまま過去の記事を読み漁って下さるケースが結構あって、これはかなり嬉しかったりします。
選手紹介
続いて、選手紹介にいってみましょう。
シーズン中はなかなか書く時間がなくて、今年新規で書けたのは8人だけですが、過去に紹介記事を書いた選手が活躍するとアクセス数が伸びたりします。
3位:タデイ・ポガチャル(101アクセス)
3位は、1年を通して活躍し続けたポガチャル!
ライバルを圧倒してのツール2連覇にモニュメント2勝と、ただただ強くあり続けたポガチャルは、活躍のたびにじわじわとアクセスを伸ばしていました。
また、先日から行っている選手紹介記事2021年分追記のアクセス数も、アラフィリップと並んでトップです。
それだけ、多くのファンの印象に残る活躍をしていたという事ですね。
とても納得の結果でした。
2位:トーマス・デヘント(121アクセス)
2位はこれまた意外な選手、「逃げ王」デヘント!
正直予想外…と言うか、シーズン途中で突然アクセス数が増えた際には相当困惑しましたが、しかしこのアクセス急増の理由ははっきりと分かっていて、デヘントのとあるツイートがきっかけです。
Looking at the olympic race and seeing the roads and scenery makes me want to ride the Tour of Japan.
— Thomas De Gendt (@DeGendtThomas) July 24, 2021
デヘントが東京オリンピックでのレース風景を見て「ツアー・オブ・ジャパン」に出場したいとツイートした結果、このツイートを見てGoogleなどでデヘントを検索した方が自分のブログに辿り着いたという訳ですね。
デヘントのツイートが7月24日、デヘントの紹介記事へのアクセスが急増したのが7月25日なので、まず間違いないでしょう。
デヘントは日本でもかなり人気がありますし、コロナ禍が落ち着いたら是非来て欲しいですね。
1位:別府史之(215アクセス)
1位は、惜しまれながらも現役から退く事を発表した日本のレジェンド別府史之!!
別府選手が選手生活を終えると発表した直後、紹介記事に2021年の活動を追記してツイートした結果、やはり普段以上の勢いでアクセスが集まりました。
自分は別府選手が最も活躍していた時期を残念ながら見られていませんが、日本のファンにとってどれだけ特別な存在なのか、改めて知る事が出来て良かったです。
別府選手は今後も自転車業界に関わっていく予定らしいので、これからの活躍にも期待しましょう!
以上トップ3でしたが、今年書いた選手で入ったのは別府選手だけですね。
まあ、シーズン終了後に書いた選手は積み上げる期間が短かったので仕方ないですが、9月に書いたフィリッポ・ガンナが91アクセスで4位となっています。
ガンナの記事は世界選手権個人タイムトライアルの前日を狙ってアップしたので、目論見通り伸びてくれて良かったです。
初心者向け用語解説
続いて、初心者向け用語解説にいってみましょう。
今年アップした記事は「ロードレースにおけるタイム差の考え方」のみですが、折を見て過去記事を再掲しているので、結構伸びている記事もあります。
3位:モニュメント(52アクセス)
3位は割と意外、モニュメント!
イル・ロンバルディアの直前に修正した(以前はスタートとフィニッシュを毎年入れ替えていた事を知りませんでした…)のでツイッターで再掲したりもしましたが、実はその時は殆どアクセスが伸びていません(笑)。
ただ、「モニュメント ロードレース」みたいな検索でたどり着いた方がいるようなので、中継などで普通に使われる言葉ではあっても、やはり完全な初心者にとっては分からないケースがあるという事ですね。
そういう意味で、やはりこういった記事を書いていて良かったなと、改めて思いました。
2位:読みにくい名前選手権(145アクセス)
2位は少しタイムリーな話題、読みにくい名前選手権!
2020年の「カタカナ表記ミーティング」に合わせてアップしたこの記事は、昨年も狙い通りにアクセス数を稼いでくれましたが、今年も先日の辻啓さんの「カタカナ表記ミーティング開催のアナウンス」に合わせてツイッターに再掲したところ、やはり結構アクセス数が伸びました。
また、今年は辻さんが渡欧せずにJ SPORTSで解説を担当する機会が多く、その中でカタカナ表記について触れた際にもツイッターに再掲したりしたので、アクセス数を伸ばす機会にも恵まれていましたね。
1位:先頭交代 ~空気抵抗と暗黙の了解~(193アクセス)
1位は、先頭交代 ~空気抵抗と暗黙の了解~ !!
この記事も折に触れてはツイッターに再掲しているので、その度に結構数字を伸ばし続けています。
そして、東京オリンピックのトラックレースで実況解説から「先頭交代」という言葉が出たようで、その際にも結構なアクセスがあり驚きましたね。
初心者にとってはなかなか意味が分からない言葉、意図が分かりにくい事象だと思うので、やはり書いた甲斐がありました。
初心者向け用語解説に限らず全記事の中で最も難産だった記事なので、こうやって多くの人の目に触れるのは、正直言ってかなり嬉しいです。
以上トップ3でしたが、3位のモニュメントが52アクセスなのを見れば分かるように、全体的にはあまりアクセスを稼げているカテゴリーではありません。
その上、初心者向けに丁度いい塩梅を見出すのに毎回苦労していて、正直言って書くのが最も難しいカテゴリーでもあります。
それでも、「初心者ロードレース観戦日和」という名を謳っている自分のブログにとって、ある意味では最重要なコンテンツだとも思っています。
正直なところ、次のネタが無くてどうしようかと思っていたりもするのですが、また何か書きたい事、書くべき内容を考え付いたら、時間を掛けてでもしっかり書こうと思います。
その他
最後に、その他分類の記事にいってみましょう。
予想や独り言的な物など、結構色々と書いていますが、果たしてどうなるでしょうか。
3位:パリ~ニース2021 注目選手紹介(157アクセス)
3位は結構意外、パリ~ニース2021 注目選手紹介!
2019年に初めてのリアルタイム観戦、2020年には記念すべきブログ初感想記事と自分にとっては思い入れのあるパリ~ニースですが、正直言って3位に入るとは思っていませんでした。
と言うか、自分の想定以上に「注目選手紹介」記事はアクセス数が集まるんですよね(何故かこのパリ~ニースは特に伸びていますが)。
ただ、結果が出た後の「感想」より、どうなるか分からない状態での「予想」の方が注目を集めるのは、確かに考えてみれば納得できる気も…。
2位:エガン・ベルナルのここが凄い!!(223アクセス)
2位は、ベルナルのジロ総合優勝を記念して書いたエガン・ベルナルのここが凄い!!
もう、これはただ純粋に嬉しいですね!!
割と勢いで、ファンがただひたすら書きたいことを書いただけの内容ですが、多くの人の目を引き、そして共感して頂けたのでしたら本当に嬉しい限りです。
検索エンジンで「エガン・ベルナル」と入力するとこの記事が割と上位に出てきますし、そういった意味でも書いた甲斐がありました。
ちなみに、勢い余ってブログのカテゴリーに「エガン・ベルナル」という新規カテゴリーを追加しています(笑)。
1位:ツール・ド・フランス2021 今年も素人目線で予想をしてみよう!(346アクセス)
1位はとても納得の結果、ツール・ド・フランス2021の予想!!
唯一の300アクセス越えですし、流石はツールと言ったところでしょうか。
ただ、これだけ読まれたとなると、気になってくるのはその予想の内容です。
落車によるリタイアが多かったとは言え、ポイント賞の予想とか全滅ですからね…。
自分自身が予想を楽しむというスタンスは維持しつつ、もう少し的中できるように精進していきたいと思います。
以上トップ3でしたが、ツールの予想が断トツなのは、ある意味とてもロードレースらしい結果ですね。
レースを観戦して楽しむ分には、正直言ってツールもジロもブエルタも変わらないというロジックも成り立ちますが、やはりツールは存在そのものが特別と言えます。
ツールについて特集記事的な物を書きまくったらアクセス数が稼げる気もしますが、やはり自分はあまりアクセス数に拘るのではなく、自分の書きたいことをマイペースに書いていきたいと思います。
来シーズンも楽しみましょう!
なんだか自己満足的な振り返りでしたが、いかがだったでしょうか?
この記事を読んで(そして紹介した記事を読んで)、少しでも今シーズンの事を思い返してポジティブな気持ちになっていただけたなら幸いです。
当ブログは12月に入ってから新規記事をアップしていませんが(そしてそのまま12月は新規記事がないまま終わりそうですが)、選手紹介記事の2021年分追記を着々と進めています。
もしよろしかったら、こちらもご覧になって下さい。
今シーズンの出来事を振り返りつつ、来シーズンに向けて思いを馳せていきましょう!
それでは、また!