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総合系選手ランキング 2025年開幕版

遅くなりましたが、今年もやります

2025年シーズンの開幕から少し経ってしまいましたが、昨年好評だったランキング企画を今年もやりますよ~。

ちょっと時間もないので、今回はサクサクっと軽く紹介して終わりな感じにはなりますが…。

それでは早速、A~Eの5段階に分けたランキングはこんな感じ。

上位2ランクが前年と全く一緒になってしまいましたが…逆にそこはかなり妥当でしょう。

むしろC~Eの方が、かなり迷いながらの作業になりました。

 

Aランク:2トップは相変わらずの強さ

昨年ツールを観た方ならよく分かると思いますが、やはりこの2人は別格です。

  • タデイ・ポガチャル(UAEチームエミレーツ・XRG)
  • ヨナス・ヴィンゲゴー(ヴィスマ・リース・アバイク)

ポガチャルは総合争いだけでなくワンデーレースも、ヴィンゲゴーは総合争い特化と方向性の違いはありますが、ここ4年のツール総合優勝をこの2人で争っているのですから、まあこの2人だけを別ランクにするべきでしょう。

 

Bランク:2強に届く可能性も割とある存在

Aランクの2人を脅かす可能性がある選手は、真っ向勝負ではこの2人だけ…という構図も、昨年から変わっていません。

エヴェネプールは昨年ツールで総合3位と、唯一「2強」のハイレベルな争いに加わった選手と言っていいでしょう。

一方のグリッチは、ツールでは落車リタイアと残念な結果に終わってしまいましたが、ブエルタでは総合優勝と、改めて強さを示してくれました。

 

Cランク:グランツール総合表彰台の有力候補

上位4人と比べると少し劣りますが、安定して総合表彰台入りを期待できそうな選手…と言った感じでしょうか。

  • マッテオ・ヨルゲンソン(ヴィスマ・リース・アバイク)
  • ジョアン・アルメイダ(UAEチームエミレーツ・XRG)
  • ダニエル・マルティネス(レッドブル・ボーラ・ハンスグローエ)
  • エンリク・マス(モビスター・チーム)
  • アダム・イェーツ(UAEチームエミレーツ・XRG)
  • ミケル・ランダ(スーダル・クイックステップ

ヨルゲンソングランツール総合表彰台入りの経験はありませんが、昨年の走りはこれだけの評価に値すると思います。

昨年ツール総合4位のアルメイダは、エースとして走る機会があればかなりの有力候補でしょう。

昨年ジロ総合2位で初のグランツール総合表彰台登壇を果たしたマルティネスは、やっとそのポテンシャルを結果に結びつけた印象です。

昨年の総合3位でブエルタ4度目の総合表彰台登壇となったマスは、そろそろ総合優勝か、他のグランツールでの活躍が見たいところ。

2023年ツール総合3位のアダム・イェーツは、今年はジロをエースとして走る予定なので、なんならジロで総合優勝してもおかしくありません。

昨年ツールでエヴェネプールをアシストしながら総合5位に入ったランダは、アダム・イェーツと同様にジロでエースを務める予想なので、2人で激しい争いを繰り広げるかもしれませんね。

 

Dランク:ポテンシャルは十分な選手たち

ポテンシャルは十分でも、Cランクの選手と比べると特に安定感の面で違いがありそうな選手がここに並んでいる感じです。

  • ジャイ・ヒンドレー(レッドブル・ボーラ・ハンスグローエ)
  • フアン・アユソ(UAEチームエミレーツ・XRG)
  • ベン・オコーナー(チーム・ジェイコ・アルウラー)
  • リチャル・カラパス(EFエデュケーション・イージーポスト)
  • カルロス・ロドリゲス(イネオス・グレナディアーズ
  • ゲラント・トーマス(イネオス・グレナディアーズ

2022年のジロ覇者ヒンドレーはCランクにするか迷いましたが、グランツールではその力を発揮しきれない場面も目立っているので、今回はDランクで。

スペインの未来を担う大器のアユソもどう扱うか迷いましたが、グランツール経験の少なさを考慮してDランクにしました。

昨年ブエルタ総合2位のオコーナーは、「大逃げ」を許してもらった上での順位だったので、これまた評価が難しかったですね…。

2022年までは表彰台常連だったカラパスですが、直近2年は表彰台を逃してしまっています。

スペイン期待の若手カルロス・ロドリゲスは、実力が高いのは間違いないのですが、落車が多いこともあり、未だグランツール総合表彰台の経験がありません。

ある意味一番迷ったのが今シーズン限りでの引退を表明しているトーマスですが…、今シーズン、エースとしてグランツールを走るんですかね?

 

Eランク:君たち、もっとできるでしょ

ベテランから若手まで、「期待値」の高い選手ばかりなので、総合表彰台入りしてもおかしくはないと思っていますが、はたして期待に応えてくれるでしょうか。

  • アレクサンドル・ウラソフ(レッドブル・ボーラ・ハンスグローエ)
  • サイモン・イェーツ(ヴィスマ・リース・アバイク)
  • アントニオ・ティベーリ(レッドブル・ボーラ・ハンスグローエ)
  • マティアス・スケルモース(リドル・トレック)
  • ティメン・アレンスマン(イネオス・グレナディアーズ
  • エガン・ベルナル(イネオス・グレナディアーズ

ウラソフは、トラブルや好不調の波さえなければかなり強い選手だと思うのですが…なかなか上手く嚙み合いませんね。

実績を考えるとサイモン・イェーツをここに入れるべきではない気もしていますが、ヴィスマ移籍による「機会の減少」を考慮して、今回はこの位置で。

昨年ジロ総合5位でブレイクしたティベーリは、ここから安定して結果を積み重ねていけるか注目です。

こちらもブエルタ総合5位でブレイクしたスケルモース、2025年はより一層の好成績を期待しています。

既にグランツール総合トップ10入りが3回と安定感が光るアレンスマンは、逆に言えばここから更に突き抜けた強さを見せられるかが問われます。

そして…2022年の大事故からの復活を目指すベルナル。

2022年終盤のレース復帰以降、じわじわと成績を上げてきて迎えた2025年は、コロンビア国内選手権でロードレースと個人タイムトライアル2冠と、最高のスタートを切ってくれました。

途中まで好走を見せていたクラシカ・ハエンで落車してしまい、鎖骨の骨折で離脱してしまったのは残念ですが、骨折の部位と時期を考えると、出場を予定しているジロに問題なく間に合いそうなのは不幸中の幸いでした。

ファンの贔屓目抜きに…かなりの強さの走りに見えたので、「ひょっとするとジロで…?」なんて期待してしまっています。

 

頑張れベルナル

最後はなんだかベルナルを応援する内容になってしまいましたが…そこはベルナルのファンなので許してください。

いやでもマジで、コロンビア国内選手権もクラシカ・ハエンも、かなりの強さだったのは間違いないですよ。

昨年のカタルーニャ第6ステージで2位に入った際、好調なのをしっかり見抜いた自分の眼力を信じる…かどうかは、皆さんの自由ですが。

https://x.com/kiwa2408/status/1771543546132308202

 

話が逸れてしまいましたが…総合系選手のランキング、楽しんでいただけたでしょうか?

もし「あの選手が抜けている!」や「この選手がこのランクはおかしくない?」という意見がありましたら、ぜひコメントかXのリプで教えてください(昨年は「カラパスを入れ忘れる」というとんでもないミスもありましたし…)。

色々な方の意見や考え方を知れると、こちらもとても楽しいですから。

 

そして、スプリンター編のランキングがこちらになります!

www.kiwaroadrace.com

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