初心者ロードレース観戦日和

初心者でもいいじゃない!ロードレース観戦を楽しもう!

レース感想

【レース感想】ツール・ド・フランス2022 第4ステージ

翼を授かった黄色いジャージ 大きな起伏は登場しないけれども、4級山岳が6つ、そしてその他にもカテゴリーのついていないアップダウンが断続的に登場する、平坦と丘陵どちらと表現するか迷うようなステージ(一応、公式には平坦扱い)。 アクチュアルスター…

【レース感想】ツール・ド・フランス2022 第3ステージ

横並びのスプリント! デンマーク3連戦最終日は、前日に続いての集団スプリントが予想される平坦ステージ。 「橋」もなし、横風の恐れもほぼなし、そして山岳は4級山岳が3つのみ。 フルメンバーでの激熱なスプリントが期待できそうだ。 アクチュアルスタート…

【レース感想】ツール・ド・フランス2022 第2ステージ

現役最強へ… 今大会最初のラインレースとなる第2ステージは、フィニッシュ直前に「グレート・ベルト・リンク」という全長18kmにも及ぶ海峡を渡る橋を通過する、デンマークでの目玉ステージ。 大会ディレクターのクリスティアン・プリュドム氏が「デンマーク…

【レース感想】ツール・ド・フランス2022 第1ステージ

雨のコペンハーゲン ロードレース界最大のイベント、ツール・ド・フランスが開幕! まずはデンマークでの3日間、初日はコペンハーゲンの美しい街並みを駆け抜ける個人タイムトライアルステージ。 13.2kmという短距離でド平坦なので難易度が低そうに見えるけ…

【レース感想】ジロ・デ・イタリア2022 第21ステージ

2年越しの栄冠 ジロ・デ・イタリア2022、最終第21ステージは17.4kmの個人タイムトライアル。 コーナーが連続するテクニカルなコースを抜け、中盤で距離4.1km・平均勾配5.4%の丘を超え、最後は円形闘技場にフィニッシュする、2019年の最終ステージとほぼ同じ…

【レース感想】ジロ・デ・イタリア2022 第20ステージ

今大会最強の男 今大会最後のラインレースとなる第20ステージは、1級山岳サン・ペレグリーノ峠(距離9.6km・平均勾配8%)とチーマコッピのポルドイ峠(距離11.9km・平均勾配6.8%)を越えて、1級山岳マルモラーダ(距離12.9km・平均勾配7.8%)へとフィニッ…

【レース感想】ジロ・デ・イタリア2022 第19ステージ

マリア・アッズーラの強さ 3級・3級・1級・2級と、4つのカテゴリー山岳が登場する山岳ステージ。 逃げ切りの可能性が充分にあり得るレイアウトで逃げを選択したのは12人、その中には山岳賞首位の座をより強固にしたいクーン・ボウマン(チーム・ユンボ・ヴィ…

【レース感想】ジロ・デ・イタリア2022 第18ステージ

「逃げ切る」とはこういう事 レース開始前、総合4位のジョアン・アルメイダ(UAEチームエミレーツ)が新型コロナウィルス陽性の為にリタイアという、ショッキングなニュースが飛び込んでくる。 最終日の個人タイムトライアルの事を考えると、総合表彰台の可…

【レース感想】ジロ・デ・イタリア2022 第17ステージ

バーレーン・ヴィクトリアスというチーム 終盤に1級山岳が2つ登場する、前日に続いての難関山岳ステージ。 山頂フィニッシュではないけれども、総合争いが起こるには十分な難易度だ。 この日の逃げも、様々な意図を持った選手が25人という、大所帯。 クーン…

【レース感想】ジロ・デ・イタリア2022 第16ステージ

クイーンステージを制したのは… 3つの1級山岳を超え、獲得標高が5,250mにもなる今大会のクイーンステージ。 設定が厳しいと話題になっている3週目、いよいよ総合勢による山岳バトルが本格化するのか。 最序盤のアタック合戦で出来上がった逃げ集団は、最初の…

【レース感想】ジロ・デ・イタリア2022 第15ステージ

「イタリア希望の星」と呼ばれて 2週目の最終日は、コース後半に1級・1級・2級と3つのカテゴリー山岳が登場する山岳ステージ。 ただ、フィニッシュ地点となる最後の2級山岳は、頂上に近づくにつれて勾配が緩くなっていくので、あまり総合争いの舞台とはなら…

【レース感想】ジロ・デ・イタリア2022 第14ステージ

「脱落」した者の戦い 中盤以降は2級山岳スペルガ峠(登坂距離5.1km・平均勾配8.2%)とマッダレーナ峠(登坂距離3.6km・平均勾配7.3%)を含む周回コースを2周する、147kmと短いながらも過酷なレイアウト。 スペルガ峠は最大勾配14%、マッダレーナ峠は最大勾…

【レース感想】ジロ・デ・イタリア2022 第13ステージ

スリリングな逃走劇からの…チクラミーノへの王手 序盤の3級山岳以外はほぼ平坦基調な(登坂距離10.1km・平均勾配6.8%が果たして3級相当かという問題は置いておいて)、集団スプリントが予想されるステージ。 この日の逃げは、中間スプリントランキングでトッ…

【レース感想】ジロ・デ・イタリア2022 第12ステージ

ファンデルプールのワンマンチームではない 3つの3級山岳が絶妙な位置にあるため、逃げ切り、終盤での抜け出し、小集団でのスプリントと、様々な可能性が考えられるレイアウト(流石に大集団スプリントは難しそう…?)。 アクチュアルスタート後、逃げを試み…

【レース感想】ジロ・デ・イタリア2022 第11ステージ

伏兵による閃光のような一撃!! これぞ「ド平坦」のお手本と言うべき、起伏が一切登場しない潔いレイアウト。 逃げ切りはまず間違いなく不可能な上に、山岳ポイントも存在しないので逃げるメリットが少ないという事で、アクチュアルスタート直後に飛び出し…

【レース感想】ジロ・デ・イタリア2022 第10ステージ

ビニヤム・ギルマイ、その価値の証明 2週目の幕開けとなる第10ステージは、中盤まではフルフラット、中盤以降は絶え間ないアップダウンという、メリハリのあるレイアウト。 この日の逃げはローレンス・ナーセン(AG2Rシトロエン)、アレッサンドロ・デマルキ…

【レース感想】ジロ・デ・イタリア2022 第9ステージ

さあ、総合争いの本格開戦だ 第1周目の最終日は、終盤に2つの1級山岳(パッソ・ランチャーノとブロックハウス)が登場する、本格的な山岳ステージ。 フィニッシュ地点となっているブロックハウスは、登坂距離13.7km・平均勾配8.5%と、そのプロフィールに申し…

【レース感想】ジロ・デ・イタリア2022 第8ステージ

職人の技、そして強さ 途中に周回コースを含む、ナポリ発着のステージ。 この周回コース部分のレイアウトが割と曲者で、モンテ・ディ・プローチダ(登坂距離2.1km・平均勾配6%・最大勾配11%)というなかなかの難所が含まれている。 ピュアスプリンターには厳…

【レース感想】ジロ・デ・イタリア2022 第7ステージ

トム・デュムランという男 3級・1級・2級・3級と4つのカテゴリー山岳が設定され、獲得標高が4,500m以上にもなる厳しい山岳ステージ。 ただ、終盤の山岳が2級と3級なので、総合勢による勝負ではなく逃げ切りの可能性が高いはず。 その予想通り、アクチュアル…

【レース感想】ジロ・デ・イタリア2022 第6ステージ

「トンネルを抜ける」とはこういう事か イタリア半島の海岸線沿いをひたすら北上する、最序盤の4級山岳以外はほぼフラットなステージ。 フィニッシュの前レイアウトがテクニカルだった前日とは違い、最後は長い直線。 トレインの力と、個のスプリント力のぶ…

【レース感想】ジロ・デ・イタリア2022 第5ステージ

2年振りのワールドツアー勝利!! 中盤に2級山岳が設定されつつ、集団スプリントが予想される平坦ステージ。 2級山岳での動き、ふるい落としや飛び出しはあるのか…? この日の逃げは5人、またしてもドローンホッパー・アンドローニジョカトリのマッティア・…

【レース感想】ジロ・デ・イタリア2022 第4ステージ

逃げと総合、エトナ山での2つの争い ハンガリーからイタリアへと舞台を移しての初日は、エトナ山への山頂フィニッシュ。 登坂距離22.9km・平均勾配6%という長い登坂で、一体どのような展開が繰り広げられるか。 この日の逃げは、レナード・ケムナ(ボーラ・…

【レース感想】ジロ・デ・イタリア2022 第3ステージ

最強のスプリントチーム ハンガリー3連戦の最終日は、今大会最初の集団スプリントになると予想される平坦ステージ。 残り12.5km辺りに4級山岳はあるけれども、まあ普通に考えれば全く問題にはならないはず。 この日の逃げは、第1ステージでも2人逃げを見せた…

【レース感想】ジロ・デ・イタリア2022 第2ステージ

宿願に向けての第一歩 第2ステージは、9.2kmと短めの個人タイムトライアル。 ラスト1.3kmが平均勾配4.8%と結構な勾配の登りになっているので、果たしてそれがリザルトにどれくらい影響するか。 序盤にターゲットタイムを叩き出したのは、5番出走のアレックス…

【レース感想】ジロ・デ・イタリア2022 第1ステージ

マチュー!! 今年最初のグランツール、ジロ・デ・イタリアが開幕! 総獲得標高が50,000m越えという過酷な設定の今大会、一体どんなドラマが繰り広げられるのか? 開幕ステージは、平坦基調ながら最後は登坂距離5.5km・平均勾配4.2%の登りフィニッシュ。 …

【レース感想】リエージュ~バストーニュ~リエージュ2022

手負いの狼集団 春のクラシックシーズンの締めくくりとなる、「ラ・ドワイエンヌ(最古参)」ことリエージュ~バストーニュ~リエージュ。 絶えずアップダウンが続くこのレース、総合系の選手も含めた登坂力を有する選手が集結! 苦しむチームを救えるか、世…

【レース感想】ラ・フレーシュ・ワロンヌ2022

新たな「激坂王」の誕生 名物激坂「ユイの壁」で白熱の登坂バトルが繰り広げられる、アルデンヌ・クラシック第2戦ラ・フレーシュ・ワロンヌ。 今年も激坂ハンターや登坂力自慢が集結! 過去3度優勝、現役最強の激坂ハンターであるジュリアン・アラフィリップ…

【レース感想】パリ~ルーベ2022

more racing style 石畳系のクラシック最終戦、30もの石畳区間(セクター)が選手を苦しめる「北の地獄」ことパリ~ルーベ。 当然、このビッグタイトル獲得を狙う猛者たちが集結。 ロンド・ファン・フラーンデレンとの同年制覇を狙う「怪物」マチュー・ファ…

【レース感想】アムステルゴールドレース2022

今年も写真判定の大接戦!! アルデンヌ・クラシックの開幕戦、細かいアップダウンを絶えず繰り返すアムステルゴールドレース。 今年はフランス大統領選の影響で、パリ~ルーベと順序が入れ替わる変則日程での開催に。 そんな状況下で出場する主な有力選手は…

【レース感想】イツリア・バスクカントリー2022

面白すぎたので… 自転車大国スペインの中でも特にロードレース熱が高いバスク地方最大のレースである、イツリア・バスクカントリー。 バスクらしい激坂が多数盛り込まれたこのレース、ちょっと忙しくて感想記事を書かない予定だったけれども…あまりにも面白…